夏祭り
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んだとゴラァァァ??」
「ガキだからって生意気な口きいて許されると思ってんのか?」
白「あっははっ、単細胞が、粋がってんじゃねぇぞ。
そうやって弱いもんに集って、金奪って、罪を犯しているということに気がつかない。
だから馬鹿なんだよ、いや愚か者?クズ?
何でもいいや、その目ん玉抉り出されたくなかったら奪った金返してその人らに謝ってさっさと失せろ。
言っとくが俺はお前らを人間とは思っちゃいないから、惨たらしい姿になりたくないなら従え。
はい、さ〜ん????」
白夜がカウントダウンを始める。
白「に〜????」
何かがキラリと反射した、月光により照らし出されたのは、両手に投げナイフを持った白夜の姿だった。
白夜の紅い瞳が青年たちを冷たく刺す、青年たちはすっかり怯えて金を返し謝って逃げてしまった。
白「チッ、粘れよ、もう少しで縫い付けられたのに。
肝が小さすぎんだよ、小心者どもが。」
何とも理不尽なことを言う白夜。
白「はぁ、まあいいや、あんたら大丈夫か?」
白夜の視線の先には男女の学生がいた、白夜は顎に手を当ててニヤリと笑う。
白「ほうほう、これがコイビトというやつですか。
アツアツですねぇ〜。」
白夜の眼が一瞬紅く光ったが誰も気が付きはしない。
白「うんうん、お兄さん偉いね、彼女を守ろうとするなんて。
あそこで怒りに身を任せていたら彼女を危険な目に合わせていたと思うよ、ナイス判断。
じゃ、俺友達探してるから行くな、お幸せに!」
白夜はまくし立てて何か言われる前に階段を飛び降りて行ってしまった。
また、男子高校生はそのすぐ後告白をし、付き合うことになった模様。
白「うぅ??????、Kは何処へ??????。」
K「私ならここにいます。」
白「ひゃあっ!ビックリするじゃないか!
つうかいつの間に!」
K「あなたが神社の階段を飛び降りてきたところからずっといました、気配消してスタンバッてました。
いや〜やればできるものですね。」
白「いや普通の人はそう簡単にできないから、お前だけだから。
俺が気がつかないってどんだけ影薄いんだよ。」
K「中学校1年生から高校退学するまで先生にすら気がついてもらえない影の薄さです。」
白「それは先公も混じってお前をいじめてるのか?
絶対そうとし考えられないんだが。」
K「そうなのでしょうか、まあ何でもいいですけどね。」
そんなとき、花火が上がり始めた。
K「花火、綺麗ですね〜。」
白「これが人間の作る花火か????、初めて見たけど綺麗で儚いものなんだな。」
K「まあそれが花火ですからね、
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