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魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
九校戦編〈下〉
九校戦八日目(7)×決勝戦前のミーティング
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録を分析する事は可能だ。

「それにしても真夏に雪を降らせる事が、もう異常気象なんですよお兄様」

「最近神召喚使ってないからなー、だから少しでも出番を待っているから天空神にお願いして降らせている」

「真夏に雪がパラパラぐらいならですが、余り使われるといつかバレてしまいます」

「分かってるよ、積雪はしないように言っとくから大丈夫。もうすぐ決勝戦だが、地面を滑らせる程積もらせるつもりはない。力も技も制限されていると表ではそうなっているが、俺は手抜きだけはしたくないから今回は少し本気を出す」

そう告げた事で、念話から烈や他の者達からも多少の本気は構わないからと言われた。そして深雪がここにいると何かと不自然なので、沙紀と共に行かせた後ろ姿を見た俺と蒼太。誰にも負けた事はあったとしても、外見人間で中身が神な場合は負けた所を好いている神仏達には見せたくない光景。

だから少しだけでも本気が出せるように、無能な大会委員会は口出し無用とさせた。一方三位決定戦が終わり、決勝戦の使用ステージが「草原ステージ」と発表された。それを聞いた両校の反応は対照的で、三高天幕では歓声を上げる者もいた。

「お前の言う通りになったな、ジョージ」

「ついてるね、将輝」

浮かれて声を上げていたような真似は自制しているが、二人とも笑顔を隠せずにいたがそれについては運勢最悪だと言っておこう。

「後は奴が誘いに乗ってくればの話だが、既に挑発返しを受けたからな。奴の逆鱗に触れたのか?天候を変えるぐらいの力を持っている事など知らない情報だ」

「彼は挑発されて舐められたと思ったんだと思うよ。間違いなく乗るけど、まだまだ彼の本来の力を隠しているかもしれないから要注意だ。遮蔽物がないステージであっても、正面から一対一の撃ち合いが果たしてこちらに運があるかだね」

「後はお前が後衛と遊撃の二人を制圧さえすれば問題はない」

「後衛の方も遊撃も問題はないと思うけど、警戒はするよ。硬化魔法の腕もそうだけど、あの見た事の無いデバイスで様々なエレメンツを使っているからね。エレメンツ使いが、二人もいるとは思えないね。遊撃の選手は・・・・古式魔法を得意としているみたいだけど、名前から見て多分あの『吉田家』の術者じゃないかな。何をしてくるかは不気味過ぎて分からないけど、古式魔法と現代魔法ならスピードの面で現代魔法に分があるからね。遮蔽物が無い草原ステージのメリットがここでも効いているよ」

「特にお前の『基本コード』を使えるというアドバンテージがあるからな」

「残念だけど、新人戦の優勝は向こうに持って行かれちゃったから・・・・せめて、モノリス・コードの優勝は勝ち取らないと」

「ああ、やってやるさ」

と小型偵察機で全てを聞いていた事で、早速
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