暁 〜小説投稿サイト〜
WATCH DOGS 〜in RIDER WORLD〜
PHASE 12 プロフェッサーの協力
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単さ」

戦極の言葉に少しばかり考える
だが、答えは最初から決まっていたようなものだった

「OK、乗った」
「君ならそう言うと思っていたよ
では、そのスマホ…名前とかはないのか?」
「名前?
スマホに名前なんてつけないだろ」
「まったく、君にはユーモアというものがないな
君のライダー名は?」
「バレルだ
と言ってもベルトの名前から取っただけだが」
「では今からそいつの名前は
バレルハッカーだ
シンプルでいいだろう?私の趣味だ」
「ハァ…何でもいい
とにかく頼む」
「じゃ、そのバレルハッカーを渡してくれ」
「ほらよ」
「これでいい」

彼は直ぐにバレルハッカーとコンピュータを繋いだ

「今、そっちのデータをコピーすると同時に
こちらのデータを送信している」
「いいのか?」
「構わん
これもお互いの信頼関係のためだ
それにこのシステムがばれたところで
どうということはない」
「そうか…感謝する」
「では、これでデータは貰った
あとは開発するだけだ
数日程度かかるかもしれないが
パワーは保証する」
「ありがとう、本当に感謝する」
「いいんだ、お互いのためだ」
「それでは」

翔は戦極の研究室を後にした





「…よし、それでは
解析を始めるか…
あれがどこで何のために作られたのか
非常に興味深い
強化は…後回しだ、悪いな」















太平洋上空 個人ジェット機内

一人の男が新聞を読んでいる
その脚は側に倒れている殺し屋の顔を踏みつけている

「全く…こんな狭いところで襲ってくるなんて
お前は相当バカだな…侵入したことは褒めてやるがな
何処からの依頼だ?」

殺し屋は答えない
沈黙したままだ
どうやら気絶しているらしい

「…ま、見当はついているがな
どっかのテロリストだろ
それ以外に恨みを買われたことは…あるか」

側にいたコワモテの部下に指示を出し、
殺し屋の身体を運ばせる

「…にしても翔のやつ、
立派にビジランテやってるみたいだな」

彼が読んでいる紙面には
沢芽市に出没するビジランテについて書かれていた

「待ってろよ、翔
この俺が帰ってくるぜ…」

彼の隣の席には
ベルト…フォースドライバーと
一人の男についての資料と写真が
置いてあった
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