マスゴミ?いいえ、マスコミであってます
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う、しかし子供達は怒られると思っているのか顔を青くして口を閉ざしたままだ。
「エレン!おりてきなさい??」
エレンの父親と思しき大人が駆け寄ってくる。
エ「お父さん????。」
白「おりるかおりないかはお前次第だ、ただ分かっているんだろう?
おりたら打たれるぞ。」
エ「????おりない、おりないよ????。
おりたくないよッ、打たれるって分かってて、おりる必要なんてないじゃん!
もう痛いのは嫌だよ??????」
「何を言っているんだ!
そんなところにいて解決する問題なのか??
エレン、もしかしてそこにいる子供に脅されているんだな??
おいッエレンを返せ??」
白「俺に言ってんの?」
「当たり前だろう!
愛しいエレンをお前が無理矢理連れて行ったんだろう??」
白「あっはははっ、確かに連れて行ったのは俺だ、でも振り払って逃げることもできた。」
「嘘を吐くな!
だいたいー」
エ「白夜くんを悪く言わないで??」
俯き震えていたエレンが顔を涙で濡らし叫んだ。
エ「白夜くんは僕がいじめられてたときいっつも助けてくれたんだよ!
それに、白夜くんについて行ったのは僕の意思だ??」
「エ、エレン????どうして????。」
エ「だってお父さんなんにも話聞いてくれないんだもん!
お母さんに話すとお父さんとお母さんは喧嘩するし????僕はもうそんな姿見たくないよ??」
「わっ、私はただお前の幸せを願っているだけなんだ!
どうして分かってくれない!」
白「それは当てつけだ、自分の子を理想の子にするための。
良い学校に入れるのが幸せか、良い就職先に務めるのが幸せか?
そんなのお前の理想を我が子に押し付けているだけだ。」
白夜は少し寂しそうな顔をする。
「違う!そんなこと思ってない??」
白「なら何故今目の前で悲しんでるこいつの助けに耳を傾けない??
どうして理想を押し付けてこいつを苦しめる??
放っておいたらこいつは死んでいたんだぞ??
遺書を書き残し、今日ここから飛び降りて??
本当に我が子を愛しているなら、消えそうな命を繋ぎ止めてやれよ??」
白夜は叫ぶ、ただその叫び声は、今にも泣き出しそうな訴えだった。
白「幸せなんて人それぞれだから分からねぇけど、それでも金さえあれば幸せなんて言えないだろ。
そんなののために、一つの命が失われて良いわけないだろ。
金があれば確かに幸せだ、でもなぁ、温もりに包まれる幸せってのは、失ったとき泣くくらいでかい幸せなんだよ。
金なんて目に見えるものは、いつでも同じもんを取り戻せる。
でも、愛っつう
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