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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
狙われたルーシィ
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シュガーボーイの言葉にミッシェルさんは大きくうなずく。

「それは、あたしたちが7年間天狼島で―――」

ルーシィさんが事情を説明しようとした時、

「ルーシィ!!下がってろ!!お前には指1本触れさせねぇ!!」

ナツさんはウェンディにそう言った。かなり棒読みだったけど・・・

「は・・・はい!!わかりました!!」
「はぁ!?」
「こっちもルーシィですか!?」

ヒューズとココはウェンディを見て驚く。なるほど!!そう言うことか!!

「まだ戦えるな!!ルーシィ!!」
「うん!!任せて!!」
「「「こっちも!!」」」

マックスさんもラキさんをルーシィさんと呼び、さらに相手を撹乱する。

「大丈夫か?ルーシィ」
「なんとか」
「ケガはねぇか、ルーシィ」
「また増えたぁー!!」

マカオさんたちもレビィさんをルーシィと呼びココさんはさらに頭の中がこんがらがっているようだ。
よし!!なら俺も―――

「気を抜いちゃダメよ、ルーシィ」
「集中して、ルーシィ」
「・・・うん。任せて!!!!」
「「「こいつもルーシィ!?」」」

シャルルとセシリーが俺をルーシィと呼ぶのでこの場はひとまず返事をしておく。どうせそうなると思ってたよ!!

「うわあああ!!どれが本物かわかんないですよぉ!!」
「こ・・・こいつら・・・」

ココさんは頭を抱え、ヒューズは俺たちの撹乱戦法に苛立っている。

「回復した?ルーシィ」
「もう大丈夫よ、ルーシィ」
「スパイシー・・・」

今度はミラさんとリサーナさんが互いをルーシィと呼び合う。その後ろでエルフマンさんは何かを決心する。

「俺もルーシィだぁ!!」
「やーめーてー!!」

エルフマンさんは顔を真っ赤にして叫んだ。さすがエルフマンさん、漢ですね・・・

「スッゲェバカ臭いじゃん!!全員取っ捕まえちまえばいいだけの話」
「ん〜〜、COME ON !!ワンちゃんたち!!」

シュガーボーイは服の中から緑色のスライムを召喚する。

「させっかよ!!」
「そういうことです!!」

ナツさんと俺はシュガーボーイがスライムを完全に呼び出す前に攻撃を放つ。

「火竜の煌炎!!」
「水竜の洪水!!」

俺たちは3人に魔法をぶつける。しかし、その中からシュガーボーイのスライムが俺たちの体を捕らえる。

「くおっ!!」
「ルーシィ!!今だー!!」

ナツさんが叫ぶとその隙にルーシィさんとミッシェルさんが逃げ出す。

「二人逃げたじゃん!!」
「いつの間に!?」

ヒューズとココさんはルーシィさんたちが逃げたことに真っ先に気づく。気づくの早すぎ!!

「追え!!ココ!!」
「はい!!」


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