狙われたルーシィ
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マックスさんたちは間一髪で避けたけど、なんで魔法が違う方向に!?
「仲間割れ!?」
「なんで!?」
「ひょっとして、あれ・・・」
逃げながらルーシィさんたちは俺たちの方を見て何かに気づく。
「このやろう!!」
ナツさんは再度炎を吐き出すが、
「ほい」
ヒューズが指揮棒を振るとナツさんは体の向きを変えてルーシィさんたちに炎をぶつけてしまう。
「しまった!!」
「これは一体・・・」
「アハハハハハ!!」
俺たちはなぜか魔法が真っ直ぐ相手に届かないのかわからずにいると、ヒューズが大笑いを始める。
「罰当たりな魔導士ども、もっと楽しく踊るがいいじゃん」
ヒューズが指揮棒を振りながらそう言うと、突然頭に小さい石がぶつかる。ヒューズが頭を押さえながらそちらを向くと、そこには石を持っているキナナさんの姿があった。
「ん〜〜、あの娘、魔導士ではないようだね」
「石・・・うちに石を・・・スッゲェ殺意わくじゃん」
そう言うヒューズの目は本気だ!!
俺はひとまずキナナさんの前に立って守ることに専念することにする。
「もうやめろぉー!!」
リリーもヒューズたちの暴挙に耐えかねて突進を試みるが、ココさんなら顎に蹴りを入れられる。
「猫は引っ込んでなさい!!」
「天竜の・・・」
ウェンディは高台からヒューズたちに向かって飛び降りる。
「翼撃!!」
「バーカ」
ウェンディが魔法を放つがヒューズがまたも指揮棒を振ると、ナツさんがウェンディの攻撃を受けて飛ばされてしまう。
「えぇ!?」
ウェンディもそれに驚きを隠せない。
「あの棒のせいだ!!」
「うん!!間違いないみたいだね〜」
「魔法を・・・いえ、人を操るってこと!?」
ハッピーたちが俺たちの魔法の照準が合わない理由をそう推理する。なんか似たようなのあったよね?ノーロさんだっけ?俺は見てないけど。
「うぷっ・・・」
「酔ったの?」
なぜか飛ばされたナツさんは気持ち悪そうに地面に伏せていた。乗り物酔いでもないし、なんで酔ったの?
「ごめんなさいごめんなさい」
ウェンディが一生懸命トロイアを涙目になりながらかけているのが妙に印象的だけど、一体どうするべきか・・・ヒューズの指揮棒は相当厄介だし、他の皆さんもシュガーボーイのスライムのせいで体力がほとんど残ってないみたい・・・
「ルーシィをどうする気だ!?」
「答える義務はありません!!」
リリーがルーシィさんを狙う理由を聞くが、ココさんたちは答えようとしない。
「あと5秒だけ待ってやるじゃん」
俺たちがどうしようか迷っていると、
「分かったから、もうやめて!!」
ルーシィさんが
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