狙われたルーシィ
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気にそう言う。
「ギルドの魔導士なんて大したことないですね」
「ココ・・・」
リリーはココさんの方を見ながら何かに気づいたような顔をしている。
「戻っといで!!パウール!!」
シュガーボーイが指を鳴らすとスライムはシュガーボーイの体の中へと戻っていく。スライムが戻っていくと、中に飲み込まれたエルフマンさんたちはグッタリとした様子で倒れている。
「はい終了!!もう降参ですか?」
「くそっ・・・」
「魔力の消耗が・・・」
スライムに飲み込まれなかったマックスさんとラキさんもかなり疲労している。
「どうなってのさぁ」
「こいつら、我々が知っているココたちではない」
「えぇ〜!?」
リリーの言葉にセシリーが驚きの声をあげる。
「アースランドに元々いた、ココ、ヒューズ、シュガーボーイってことね」
「そうか!エドラスにはエドラスの私たちがいたように」
「こっちの世界にも、ココたちがいたってことね」
「なるほど・・・道理で俺たちのことを知らないわけだ」
俺たちはようやくこの人たちがエドラスのココさんたちではなく、アースランドの人たちなのだと気づいた。でもココさんマジでそのまんまだから全然わかんなかった。
「ルーシィ・ハートフィリア、いい加減に名乗りでないと仲間がもっと傷つくじゃん。それとももっとうちらに暴れてほしい?カハッ」
ヒューズは楽しそうにそう言う。くそっ!!これ以上好き勝手させるか!!
「まだ誰がルーシィかはバレてねぇ。お前ら一旦ここから離れて、じっちゃんを探してくれ。あとは俺がなんとかする」
ナツさんは立ち上がりコソコソ話をしていたルーシィさんたちにそう言う。
「そこの3人!!スッゲェ怪しいじゃん!!」
ヒューズがルーシィさんたちがコソコソしているのに気づいた。しょうがない。
「ウェンディはここにいてくれ!!」
「え!?シリル!!」
俺は高台から飛び降りてルーシィさんとヒューズの間に割って入る。
「何?お前」
「俺が相手してやるぜ!!」
俺は口に魔力を溜めて、戦闘体制に入る。
「俺もやるぜシリル!!」
ナツさんはロメオから炎をもらい、力が戻ってきたようだ。
「走れルーシィ!!」
「水竜の咆哮!!」
ナツさんは腕から炎を放ち、俺はブレスを打ち出す。俺たちの魔法は合わさり合いながら3人へと向かっていく。
「HOT !!& COLD !!」
「火の魔法と水の魔法ですか」
「カハッ!!くだらないじゃん、指揮術!!」
ヒューズが人の手の形をした指揮棒を振るうと、俺とナツさんの放った魔法がなぜか方向を変えてマックスさんたちに襲いかかる。
「「ひいっ!!」」
「おろ!?」
「あれ!?」
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