狙われたルーシィ
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ーだ!理由も言わずに仲間を差し出せと言われて、『はい、そうですか』って訳にはいかねぇなぁ」
「どこの誰だか知らねぇが、さっさと帰りやがれ」
ワカバさんとマカオさん、それにマックスさんが一歩前に出てココさんたちにいう。
「おやおや、怖い怖い」
ヒューズはそんな3人を見て心にもないことをいう。すると、キナナさんが何かを思い出す。
「あちこちで教会が襲われてる事件って・・・もしかしてあなたたちが?」
「はぁ?」
「なるほどぉ」
「確証はなくとも、タイミングがよすぎる、ということだな」
「確かにね〜」
最近起きている連続教会破壊事件のことか・・・確かに、可能性はゼロではないですよね。
「ん〜〜、スパイシー!!なこと言ってくれるねぇ」
「心外ですねぇ」
「てめぇらの与太話に付き合う義理はないじゃん。ほら!!さっさとルーシィ・ハートフィリアを差し出しな!」
俺たちの言ったことなどお構いなしにヒューズはこちらにルーシィさんを渡すように要求してくる。
「逆らうと言うのなら、力ずくでもらっていくまで!!」
シュガーボーイは四角い木でできた何かを取り出すと、それが杖へと変化し、まるでロックシンガーみたいな動きをしながら杖を振るいながらそう言う。そこからリズミカルに舌打ちをしたかと思うと、
「COME ON !! 我が猟犬!!」
そう高らかに歌い出した。すると、シュガーボーイの服の中から緑色のスライムのようなものが大量に出てくる。
「うわ・・・」
「色々キモいんですけど!!」
「美味しそう・・・」
「どこがよぉ!!」
シュガーボーイの服から出てきたスライムが俺たちに襲いかかってくる。というかミッシェルさんはとこをどう見て美味しそうとか思ったんだ!?
「なんだこりゃ・・・」
「粘液!?」
「漢ぉぉ!!」
エルフマンさんはそのスライムに向かって突進して掴もうとしたが、
「あ?」
そのスライムをうまく掴むことができず、逆に自分の体が吸い込まれていく。
「何じゃこりゃ!?どこをつかめばいいかわからねぇ!!」
「「エルフマン(兄ちゃん)!!」
スライムに吸い込まれつつあるエルフマンさんにミラさんとリサーナさんが駆け寄っていく。
「ダメだ来んな!!こいつはなんかある・・・うおっ!!」
スライムはさらに増殖し、エルフマンさんを完全に飲み込む。
「「ああ!!」」
その増殖したスライムはミラさんとリサーナさんも飲み込んだ。
さらには俺たちにもスライムは迫ってきたが、セシリーが俺を間一髪で上空へと避難させてくれた。
「動けない・・・」
「懐かしいなぁ。昔は3人でこんな風に仲良く1つの布団で―――」
「喜んでる場合じゃねぇ!!」
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