Life10 防衛戦
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で・・・)
アザゼルが睨み返す先には、黒いローブに仮面が特徴的な怪人がいた。
「リリンの孫にして恩知らずの白蜥蜴から何も聞いていないのか?鴉の頭よ」
「!?――――コカビエルがやらかした日にヴァ―リの奴を邪魔したって奴か!あの話はアイツの作り話じゃなかったのか!?」
コカビエルが駒王町に襲来した日、ヴァ―リが手ぶらで帰還したので訳を聞くと、妨害が入ったと聞き風貌と名前を下に情報収集及び捜索をしたのだが会談襲撃の折、白龍皇の裏切りにより駒王町襲撃の日の説明は虚偽と判断されて、情報収集及び捜索の一切を辞めていたのだった。
「その口ぶりは・・・・・・奴の報告を裏切りを境に、虚偽と判断したと言った所か」
「ああ、その通りだよ。Kra・・・だったか?」
アザゼルは、吐き捨てるように言葉を返しながらも名前の確認をする。
「取りあえずはな。無論、偽名だが」
「取りあえずに偽名って、どんだけふざけてんだよ!――――まぁ、そんな事はいい。それよりもテメェは此処に何しに来たんだ?折角戦況が好転してたのに、邪魔してくれやがって・・・!」
アザゼルは吐き捨てる様に口を開くが、戦況は傾くどころか、謎の機械兵器の軍勢の残党狩りに近い状況だった。
そんな時にKraが来たものだから、皮肉を大いに込めた当て付けのような言葉だった。
「この作戦を立てたのがレヴェルかライダーか知らんが、穴だらけだな。とは言え、片方側はそう言う風にしたのだから無理も無いか」
「てめぇ、、俺の質問に答える気があるのか?」
「無い」
「・・・・・・・・・っ!」
斬新な皮肉は、Kraのマイペースさで見事に流されてしまった。
「それよりも見えるか?悪魔領の方で多数の箇所から煙が上がっているのを」
「何?」
自分の質問には答えないにも拘らず、問いかけて来るので無視しようとしたが、出来ない言葉――――いや、内容だった。
それを近くに居た堕天使が飛び上がり、悪魔領の方角側を見た。
『ホ、本当です!ここから見える限りでも相当数の地点から煙が立ち上っています!』
堕天使は、自分の見たモノを大声でアザゼルたちに報告する。
「なっ!?如何いう事だ!」
「如何いう事もそう言う事だ。先の兵器の軍勢も、今此処に居る私もお前たちの足止め役だ。とは言っても、勝手に援護してるのだがな」
アザゼル達の驚愕にも、何気なく返す怪人。
「因みに、あの煙が上がっている処で私が把握している限り、旧首都ルシファードにそこから一番近い軍事施設、グレモリー家本邸にシトリー家本邸、そして煙に気付いて援護するために向かって来るだろうタンニーンと赤龍帝の修業地の山中も含まれてい
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