暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
九校戦編〈下〉
九校戦八日目(6)×フィールド魔法のネタバレと無頭竜潰すミーティング
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動をしたがちょうど幹比古もホテル屋上に行きたかったらしい。

富士裾野演習場に建てられたホテルの展望室は、富士山を間近で見る事が出来て精霊魔法を使う者にとっては聖地に近いとも言われている。吉田家の神祇魔法は神道系の古式魔法であり、更に細かく分類すれば地祇神道系に属するが要するに国津神を祀る神道系の意味を持っている。神道系古式魔法の術者にとって、富士山は特別な意味を持つとも言われているとホテル展望室にて行きながら話していた俺達。

「ま、俺みたいな精霊術者とも似ている所もあるとも言える。富士山の祭神は天津神の嫡孫に嫁いだ国津神であり、富士信仰は天神地祇を問わない。そういう教養的な意味合いを抜きにしたとしても、『霊峰富士』は魔法的な力の巨大な集積地なんだろうな」

「ホントに一真は何でも知っている様子だね、僕ら古式魔法を使う者にとって富士山とは霊峰の気吹を浴びに来たとも言っていいくらいにね」

「でもよー、何でアレを教えてくれる場所をわざわざそこにするんだ?別に一真の部屋内でもいいんだけどよ」

「俺ら精霊術者もたまには各精霊王を召喚したいと思っていたのでね、それにそろそろ深雪達以外の者も聞きたいと思っているんじゃねえの」

ホテルのロビーに到着してから、エレベーターで一気に屋上へと向かう。途中でレオに軽い食い物を渡してから、食べながら進んでいた。レオは肉体派だからか、腹が減って動けないようにも思えたので蒼太が事前に買っていたのを空間から取り出していた。蒼太も俺にくっついて来ているが、何やら様子が可笑しく思えたのは俺だけであろうか?

展望室前に到着すると、そこにいたのは深雪だったが二人を先に行かせてから目隠しをさせてから、深雪の手で誘導されて行った。そして複数の気配と波導で分かったが、どうやら俺がやったアレについてだと即座に思った。

「そろそろ目隠しを外しても構いませよお兄様」

「別に外さなくとも気配と波導だけで分かったが、どうやらいつもの連中のようで。・・・・しかも深夜と真夜までいるのか」

「一真君を待っていたよー、さっきの試合でやったフィールド魔法を知りたくて」

「僕らも聞いておいて損はないと思ったんだけど、深雪がこれは守秘義務やら箝口令が発生すると言われたから僕達だけだよ」

「・・・・私とほのかは元々守秘義務満載のをいくつか知っているから」

「それに一真さんのアレに関しては、いくらエレメンツでも疑問には思います」

目隠しを外したらそこにいたのは、さっきまで観客席にいた深雪を筆頭にエイミィ、スバル、雫、ほのかだった。展望室を一時的に俺らだけの会議室と化したので、展望室から中には大地達が関係者以外立ち入り禁止にした。展望室内には深夜と真夜と七草会長と十文字会頭と市原先輩だったが、どうやら誘
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