九校戦編〈下〉
九校戦八日目(6)×フィールド魔法のネタバレと無頭竜潰すミーティング
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女子達は知りたいらしいがそうなるとこれは一生徒が知るには箝口令や守秘義務が発生すると言った深雪。だがここまで見せてしまったので、特に一真に親しいエリカ、美月、雫、ほのか、エイミィ、スバルと恐らくレオと幹比古と一緒に連れて来るだろうと想定したのか、母親である深夜と四葉家当主の真夜に通信回線を開いた。
『どうしたの?深雪』
「ここにいる一年女子達が、先程お兄様がやったフィールド魔法について聞きたいと言ってまして」
『要するに困り事のようね、ここに丁度一緒に試合を見ていた真夜がいるから代わるわ』
『こちら真夜だけど、確かにあれはただの領域魔法だと言うのはきついわよね?』
「なのでこれからお兄様と選手である西城君と吉田君が、恐らくホテル屋上に行ってネタバラしにするかと思われます」
『分かったわ、こちらでも関係者と一緒に屋上に行く事にするから。ウチの娘も多分聞きたがっていると思うし、真由美と十文字君を呼ぶとしましょうか』
その後、詳細な事を話した後に一年女子代表者である六名と一高スタッフの真由美と鈴音と会頭を連れてくる手筈をした。その役は近くにいた沙紀が連れてくる事にしたが、試合後に同じ事を話していた真由美達だった。
「どう思う十文字君?一真君がやったあの魔法?について」
「いくら俺でも分からない事があるだろうよ。古式でも霧やら結界の事ならともかくとして、天候を変える事が出来るなどと天空神ぐらいじゃないのか?」
その時、本部にいた沙紀が通信機で話し始めた後に真由美達をホテル屋上に連れて行くと言った事で、一真がどうやって使ったかについては直接本人に聞く事にした。決勝戦は三位決定戦後に行われる事と知った俺らは、選手控え室にて休憩をしていた。モノリス・コードの試合時間は、どんなに長くとも三十分以上掛かる事はないが決勝開始時刻は余裕を持って今から二時間後の午後三時半と決定された。
「なあ一真、さっきのアレはどういう原理で使ったんだ?」
「アレって天候を変えたアレか?」
「そうだね。僕も丁度聞きたかったけど、アレは結局精霊魔法なのかい?霧やら結界については古式魔法を使う僕でも可能だけど、天候全体を変えるなんて不可能だしね」
「アレねえー、アレは正直言って箝口令か守秘義務が発生するぐらいのなんだが。それでも聞きたいのか?」
「おうよ!箝口令でも守秘義務でも守るから教えてくれ一真!」
「口止めでも箝口令でも誰にも言わない事を誓うからさ、教えてくれないかな一真?」
そう言われたので、ならばと思い着替えた終えたら一緒にホテル屋上に行こうと誘った。デバイス調整については何もしなくて済むので、二時間のインターバルを使って競技エリアから移動した。空間切断だと何か言われそうなので、自分の足で移
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