九校戦編〈下〉
九校戦八日目(6)×フィールド魔法のネタバレと無頭竜潰すミーティング
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以上の冷気を発しているから違うと思うけどリンちゃんやあーちゃんはどう思う?」
「私も同じ事を感じましたが、ニブルヘイムはこれ程な冷気を出す魔法ではありません。広範囲以上と言えるでしょう」
「デバイスで再現出来るとは思いませんから、織斑君が使うエレメンツなんだと思いますが天候を操るぐらいの出力が出るとは聞いていません」
幹部達はニブルヘイムを超広範囲型の魔法だと思ったとしても、一真本人から言えばそれは違うだけと言っておこうか。いくらエレメンツでも吹雪になるまで天候を操る事が出来ないと思われていたが、実際はただ天空神に言った天候を快晴から吹雪となっただけだ。雪を発生させているのは、天候を操る力は現代でも古式でもなさそうに思えるが似たような古式魔法ならある。
曖昧な対象に継続的な作用を及ぼし続けている事は、現代魔法の苦手分野。現代魔法でこの「雪または氷の魔法」を打ち消す為には、一真の魔法作用エリアという言葉だが分かりやすく言うなら結界だ。結界を認識しない限り、有効な対抗措置が取れないので九高選手及び観客席にいる各校の選手らでも現代でも古式でもない魔法については勉強不足である。
「何なんだこの吹雪は!」
「それはそうだ、天候を変える事なんて出来ないからな」
声と陰だけで攻撃をしたとしても、それはただの影で本物の一真は残りの選手を凍らせたが上半身だけは動けるようにしといた。敵陣モノリスにいた選手も同様で、鍵を撃ち込もうとしている一真を攻撃しようにも腕が動かないので無駄となった。
「さてと第一条件をクリアさせるか、ゼロ頼む」
そう言っていつもの携帯端末をモノリスに隠されたコードを読み取ると同時に、送信された事で第一条件クリアとなった。そして第二条件が敵選手撃破なので、残りの選手達をレオが持つエレメンツビットでの刀身をレールガンのような構えをしてから、電撃をプラスされた刀身によって下半身が凍ったまま壁に激突した事で試合終了の合図が鳴った。
最後にレオの役割として、レールガンの構えをしてくれと頼んだ一真の策でもあった。一真の位置をゼロと幹比古によって、敵選手をスコープで見たかのような形で見てから、撃ち出した刀身はターゲットロックオンした事で二つの刀身は残りの選手を撃ち放った。
「にしても、あれが一真君の本当の力なのかな〜?」
「エイミィの言う通りだけど、お兄様の力はまだセーブしていますから。本調子を出すまでには行かないと思います」
「あれで力を制御しているのか、僕には到底無理だね」
「エレメンツを最大限に使ったように見えたけど、深雪が言うようなら違う事のようね」
「皆の疑問は最もになるけど、深雪は教えてくれないの?一真さんがやったというフィールド魔法の原理を」
そう言ったら、一年
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