暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
98話:強さの意味とは何んなのか
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調べて回っているそうだが、何? 誰が一番強いかって?
「そんなもん、俺に決まってるだろ」
「うわ、凄い自信…!」
「皆さんの言ってた通りみたいですね…」
俺の返答にスバル、キャロが反応を示す。いや、だってそうだろ? 他の連中もそう言ってたんだろ? じゃあいいじゃねぇか。
「あ、それとですね。実はなのはさんから、ある問題を出されてまして…」
「問題? どんな?」
「『自分より強い相手に勝つ為には、自分の方が相手より強くないといけない』、『この言葉の矛盾と意味をよく考えて答えなさい』というものです」
「あぁ……あれか……」
「ッ、知ってるんですか?」
あぁ、よく知ってるとも。あの時の出来事は衝撃がデカすぎて、未だに記憶に残っている。
「じゃ、じゃあ―――」
「だからと言って、答えを教えると思ったら大間違いだ」
「「「「えぇ〜ッ!?」」」」
「自分達に出された宿題ぐらい、自分達でなんとかしろよ!」
俺が答えを言うつもりがないと分かるや否や、四人共同じように残念がる表情を浮かべて肩を下げた。あからさま過ぎるだろ。
しかし……ふむ、『強さ』か……
「じゃあ逆に質問しようか」
「え…?」
「お前らはなんの為に力が欲しいんだ? その欲した力で、何を成すつもりだ?」
いきなりの質問に、四人は戸惑いつつも考える。しかし唸るばかりで、返答は返ってこない。
ま、こんな質問するには、いきなり過ぎたな。
「まぁ、今のも宿題だと思っててくれ」
「は、はい…」
「さて、話によれば今日は確か、108部隊への出向研修だろ? そろそろ準備してこい」
「「「「はい!」」」」
四人は返事をすると、急いで副部隊長室を出ていった。
『格上相手に勝つには相手より強くないといけない』、『強さは何か』、か……
ある意味、俺に対する質問でもあるんだが、なぁ……
「『破壊者が真のそれへと近づくとき』…か……」
あの預言の一節、最初の方の部分だ。破壊者(おれ)≠ェ破壊者(ディケイド)≠ヨと近づく、それは一体どういう事なんだろう。
俺がそうなっていけば、俺の力はどうなるか。その力で、周りが傷ついてしまうのか。そこまではわからないが……
「やっぱこのままじゃ、いけねぇんだろうなぁ…」
そう呟いて、俺は胸に手を当てる。心臓の鼓動を感じると共に、その奥に眠るあるその存在≠ヨと……
すると部屋の照明が赤く点滅し、アラートがけたたましく鳴り響く。
『こちらサードアベニュー警邏隊。E37地下道に不審な反応を発見しました。識別コード未確認(アンノウン)、確認処理をお願いします』
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