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Tales Of The Abyss 〜Another story〜
#21 チーグルの森・決着
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失だなんて信じられませんよ。自分自身を冷静に解析出来る所なんか特にね。……実は、本当は嘘だった。なんじゃないですか?」
2人の会話を訊いていたジェイドは苦笑いをしながらそう言う。確かにあまりに大人びているから。
「……そうだったら、こんなに苦労しないし、良いんだけどね……」
アルも苦笑いで返していた。
この表情を見ただけでアルは真実を言っていると容易に信じられる事が出来る。と言うより、最初から疑っていた訳ではない。
なぜなら、アルは目が凄く澄んでいるのだ。嘘をつくような目には見えない。
イオンは勿論、ジェイドもそう感じていた。
「ってなわけでさ、イオン!ルークの所に、行ってあげてくれない、かな? ……オレもそうだけど、ルークも結構ショックがあると思うんだ」
「そうですね。分かりました、」
イオンはルークの方へ行くと、先ほど庇ってくれた事のお礼ともう少し付き合って欲しいことを伝えた。ルークはやはり少しショックが続いている様で、元気が無い返事を返していた。
それを見て笑顔になるアルと、やれやれ、と苦笑いをするジェイド。
そして、その後ジェイドを含めた一行は、チーグルの長老へ 今回の事を報告をするためにチーグルの住処へと戻っていった。
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