第3話 有栖家の休日
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さい!!我だって、いつかは…………」
「パクパク………」
ハンバーグを食べているライのスタイルを見てまた落ち込む夜美。
っていうか比べる相手が悪い。
星もライも規格外っていっていいほど成長している。
まぁ、オリジナルがすごいからな…………
決して夜美は劣っている訳ではない。
「気にする必要なんてないぞ。今のままでも十分魅力的だし」
「!!」
何を驚いてるんだか。
「そりゃ、この二人と比べたらスタイルとか負けてるかもしれないけど、夜美には夜美の魅力があるんだし」
「な、何を言って…………」
「それにほかの子よりは十分成長してるだろ?だったらそこまで気にすんなよ。お前らしくもない」
「で、でも、やっぱり無いよりあったほうが………」
「まぁ、人それぞれだろ、そんなもん」
「………じゃあレイは?」
「俺か?………まあ気にしないかな。別にスタイルで好きな人を決めるわけじゃないし」
ごめんなさい、でかいのも好きです。
「そうか………」
嬉しそうにし、再び自分のスパゲッティに手をつける夜美。
よかった。機嫌はよくなったみたいだ。
だけど、星とライの目付きがきつくなったような…………
買い物から帰ってきた頃には4時を回っていた。
「疲れた…………」
「お疲れ様です。」
星がお茶を渡してくれた。
夜美もライもそれぞれ自分の買ったものをしまいに部屋にこもっている。
「ありがとう。そうだこれ………」
懐から長方形の箱をだし星に渡す。
「これは?」
「いいから開けてみな」
そう言われ星は箱を開ける。
中には翡翠色のペンダントが入っていた。
「これって…………」
「いつも頑張ってる星へのご褒美だ」
「えっ、でも………」
「いいから着けてみろって」
そう言って無理やり星に着けさせる。
「おお、よく似合ってるじゃん」
そう言われ顔を赤くする星。
「…………いいんですか?」
「日頃のお礼だよ。いいからもらってくれ。」
「はい…………ありがとうございます。」
そう言って、大事そうにペンダントを握る。
よかった、気に入ってくれたみたいだ。
「これからも大変だろうけどよろしくな星」
「はい、頑張ります!」
そう言った星の顔は笑顔だった。
「そうだ、二人には内緒な。星だけに買ったって言ったら二人とも騒ぐから」
「フフッ、分かってます」
しかし、後に部屋でペンダントを見て幸せそうな顔をしている星をライが目撃してしまい、二人にせがまれることになる…………………
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