并州編
第11話 行商人
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この人のこの歌が1番好きだ。
別れる前にこの歌が聴けてよかった。
そう思っていると歌が終わった。
まだこの人の歌が聴きたいが、我らも旅を続けなければならない。
これでお別れだ。
「ありがとうございました、バサラ殿。願わくば最後の願いとして、私の真名を預かってもらえませんか?」
「いいのか?」
「ええ、あなたにこそ預かって頂きたいのです。
我が真名は誠和でございます。どうか預かって頂きたい。」
「分かった。おれは真名は無えから好きに呼びな。」
「ありがとうございます、バサラ殿。またあなたに出会える時がくるのを願っております。では、またいつか!」
「ああ、またな。」
そう笑顔で再会の言葉を交わす2人であった。
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