無限時計編
父の遺品
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か?」
「いいえ」
ミッシェルさんはナツさんの考えに首を振る。やっぱり武器じゃなかったか。でもそれならこれは?
「それじゃあ一体・・・」
「私・・・3日前から何も食べてなくて・・・」
グゥ〜
ミッシェルさんはお腹を鳴らしてそう言った。3日も何も食べてなかったなんて・・・そんなにルーシィさんのことを一生懸命探してたんですね。
その後、ミッシェルさんはギルドでお食事した後、ルーシィさんの住んでいるアパートへと帰っていきました。
「でも、結局あれはなんだったんだろうね」
「ルーシィさんたちもわからないなんて・・・」
「ルーシィパパさんの宝物とか?」
ミッシェルさんが持ってきたルーシィさんパパの遺品がなんだったのか、わからなかったことが残念で仕方なかった。でも、シャルルがあれを見た時の顔が怯えているようだったけど、どうしてだったのかは俺たちには知るよしもなかった
次の日からミッシェルさんはルーシィさんの薦めで妖精の尻尾でウェイトレスとして働くことになりました。掃除、洗濯、裁縫、料理となんでもこなせるミッシェルさん。さすがは元お嬢様って感じでしたね。だけど・・・
「きゃっ!!」
ガシャァッン
ミッシェルさんは結構ドジっ子なのか、よく転んで料理などを落とす時もありました。
心配して声をかけると、大体大泣きしてしまい、普段の印象と大分変わりました。
でも、ルーシィさんがその分いつもより頑張ってカバーしていて、本当に姉妹のような印象を受けました。
「なるほどのぉ・・・」
マカロフさんはルーシィさんの話を聞いてそう言う。
「魔導士が魔導士に頼むなんて聞いたことねぇなぁ」
「上に依頼出しとけよ。こっちに下ろしておくからさぁ」
なんでも、今回ミッシェルさんがルーシィさんのパパから預かってきたあの・・・何かよく分からないものについて調べてもらう依頼を妖精の尻尾に出そうということらしい。
確かにあれって何なのか、俺もすごく気になるなぁ。
「考えたわね、ルーシィ」
「うむ。誰が名乗りをあげるかのぉ」
ミラさんはカウンターでお皿を拭き、マカロフさんはお酒を飲みながらそう言う。
「ギルドに依頼出すんだって?」
ナツさんは机の上にケースを乗せているミッシェルさんに話しかける。
「許可降りたよー!!」
「遺品を包んでる布の魔法も気になるし、ジュードおじさんが何を伝えようとしてたのか、姉さんのためにもなんとかしたくて」
ミッ
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