第2話 零治VSなのは
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だ。
「フフ、今回は我の勝ちだな。おい、レイお茶を持ってこい」
「了解…………じゃねぇ!!!」
行きそうになる体をなんとか止めた。
「敗者に口無し。いいから三人分を持ってこい。」
「ぐっ………」
「あの…………私が……」
「星はいつもやってるからいいよ。分かった持ってくるよ」
「僕コーラね」
「買って来いと!?」
「そこまでしなくていいです!ライ、あなたもわがまま言わない」
「えっ〜でも夜美が言ってたじゃん。敗者は口無しだって」
「ぐっ……………」
「けれどそれなら私も…………」
「でもレイは俺に任せろって言ってたよ」
「ぐぐっ………………」
「男なら二言はないよな?」
夜美がニヤつきながら俺に言ってくる。
「分かった、分かったよ!!なんでも言ってこい、買ってきてやる!!」
その後、夜の街を駆けたことは言うまでもない。
そんなこんなでわいわいと夜を過ごした。
そして次の日。
早速、魔導師組は欠席していた。まぁ管理局の仕事なんかだろう。
しかし、運が悪いと思っていたが、よく考えてみると最高だなこの席。
ポジショニングは言うまでもない。窓から入ってくる春の陽気で睡魔がアップ。先生からも一番遠いのでここまで来て起こしに来る先生も滅多にいない。
一番の問題、隣の魔王様だが管理局の仕事で度々休む。
俺の睡眠を妨げるものはいないのだ!!
席に付いてすぐ、My安眠枕を取りだし、眠りに付いた。
「……………相変わらずね、あいつ…………」
「そうだけど、気になるの?アリサちゃん」
「べっ、別に!ただあいつの態度が気に喰わないだけで…………」
「はいはい。分かってますよ」
「…………なんか納得いかない」
ジト目で見るアリサに、「ごめんごめん」と謝るすずか。
そんなこともあり、零治は今日1日爆睡していたのであった。
だが、その幸せも長くは続かない………………
「零治君起きて」
次の日の一時間目、今日は来ている高町に揺すられる。
だが、そんなことで負ける俺では無い。
俺は気にせず、寝ることに集中する。
「零治君」
負けじと高町もゆすってくる。
「零治君!」
うん、大丈夫だ…………
「零治君!!」
まだ………………
「零治君!!!」
「うるせぇ!周りのことも少し考えろ!!」
「零治君が寝てるのが悪いんでしょ!!」
「だからって大声出すなよ!みんなの迷惑だろ!!」
「そうだ、迷惑だから騒ぐのをやめなさい」
いつの間にかクラスのみんなが俺たちに注目して
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