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ソードアート・オンラインーもしもあの時、サチが死ななかったらー
SAO
朝露の少女
第29話
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。』
サチはキリトを起こした。
キリト『何だよ一体……』
サチ『目を覚ましたんだって??』
キリト『本当か??』
サチの言葉にキリトはすぐさま女の子のそばに歩み寄った。
『≪ムクッ≫』
女の子は体を起こした。
サチ『おはよう、あなた名前は?』
サチは女の子に聞いた。
『ユイ……。』
女の子は透き通るような声で名前を言った。
サチ『ユイちゃんね。自分がどうなったか解る?』
ユイ『解らない。』
サチの問いに、ユイは首を横に振った。
サチ『そう…私はサチ、こっちはキリト。』
ユイ『さ…し、き…と。』
ユイは途切れ途切れで言った。気を失っていたのだから無理も無いだろう。
サチ『ユイちゃん、どうして森の中にいたの?親か保護者は?』
ユイ『解らない……。』
ユイの言葉に、キリトとサチは目を合わせた。
2人は今まで数々の残酷的光景を見て来たが、今回はそれらを遥かに超えていた。2人は、茅場に声が届くのなら叫びたかった。“どうしてこんな事をしたんだ??。”っと。
キリト『ユイちゃん、君の事をユイって呼んでもいいかい?』
キリトはユイに聞いた。
ユイ『うん。』
キリトの問いに、サチは首を縦に振った。
キリト『なら、俺の事もキリトって呼んでいいよ。』
ユイ『き…と。』
ユイにとって、少し難しい様だ。
キリトは頭を掻いた。
キリト『それじゃあ、好きな呼び方で呼んでくれ。』
キリトの言葉に、ユイは顔を下に向けた。それからすぐに、2人が思いもしない答えが返って来た。
ユイ『パパ。』
キリト『パパ??』
ユイの言葉にキリトは驚いた。
ユイ『さしは…ママ。』
サチ『??』
サチは戸惑った。だが、サチはユイの目を見て決意した。
サチ『そうだよ。あなたのママだよ、ユイちゃん。』
サチを聞いたユイは笑顔になった。
ユイ『ママ…ママ??』
サチ『それじゃあ御飯にしようか。』
キリト『そうだな。』
ーーーーーーーーーーーー
2人は部屋着に着替えると、ユイと一緒に1階に降りた。
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