第6話
[1/8]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
まどか達にしゅごキャラの説明をした日の晩。あたしはいつも通り風呂上がりに牛乳を煽っていた。
「ぷはぁ〜!やっぱり風呂上がりには牛乳だよね〜。」
「あむちゃん・・・」
「相変わらずオヤジ臭いですぅ〜。」
「ヒロインなのに。」
うっさいわね。別にいいじゃない。そう思いながらあたしはミキが何も言って無いのに気付いた。ミキの方を見てみると、何か考え込んでいるみたいだった。
「どうしたの、ミキ?」
「実は、グリーフシードの件で少し引っかかる事があって。」
「引っかかる事?」
「うん。回復アイテムが敵を倒さないと手に入らないって言うのは何だかおかしくない?」
「そう言えば、ゲームの回復アイテムも敵を倒した時に手に入る事があるけど、ゲームの中のお店で買えたりするし・・・」
「そう。これだと魔法少女は魔女が居ないと魔法が使えないって事になっちゃうよ。」
「でも、魔女が居なかったら魔法なんて使う必要は無いんだから、別にいいんじゃない?」
「そう言う事ならいいんだけどね。ただ・・・」
「ただ?」
「あのキュウべえって生き物、何だか凄く違和感があるんだ。」
「ミキもそう思ったの?私もだよ。」
「スゥもですぅ〜。」
「私もよ。」
どうも、あたしのしゅごキャラ全員がキュウべえに違和感を感じたみたい。でも、その正体って何?
次の日の放課後。あたしとキリカは織莉子と会って駅前でクレープを買って一緒に食べてた。
「買い食いなんて、初めてですね。」
お嬢様な織莉子にとっては新鮮みたいで、目を輝かせながらクレープを食べてる。
「私も、友達は出来たけどこういうのは初めて。」
最近レンが生まれて生活が変わってきたキリカも同じみたい。
「そう?あたしは前の学校ではよく友達に誘われて行ってたよ。」
「それは、素敵ですね。」
「その素敵な事をあたし達も今やってるじゃん。」
「そうでしたね。」
そんな感じにあたし達が談笑していた時だった。
「あれ?」
いつの間にか、緑色の髪をツインテールにした小学校低学年の女の子があたし達の事をじっと見ていた。あたしがその子の方を見ると、驚いてパタパタと走り去ってしまった。
「どうしましたか、あむ?」
「いや、さっきこっちの方を見てた子が居たから、ちょっと気になって。」
「そうですか。」
さっきの子の事は一旦忘れて、あたし達は談笑を再開する。でも、その時・・・
「あ!居た居た!!」
マミさんを
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ