暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
九校戦編〈下〉
九校戦八日目(3)×試合後の攻略話とインターバル後の対二高戦
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象の独立情報体である風の精霊を操る事で容易に敵のモノリスの位置を把握出来た。だが俺達が知る幹比古は、エレメンタルメモリの力により自ら風と同化しながら直接モノリスの所まで行く事が出来てしまうからだ。

「さてと、ここからが本番なのか?それにしても最後のディフェンダーは、気配だけでこちらに来ようとしても無駄なのにな」

そう言ってから、俺は位置を特定してから非常階段から見たら奥側だった所の真下にモノリスがあるので、そこに鍵を撃ち込んでから残りの選手が鎌鼬で攻撃してきた。なのでそれを無効化させようとしたが、それだと面白くないので躱し続けた。幹比古は割れたモノリスからコードを携帯端末から読み取ってから、第一条件クリアという合図が鳴った事で残りの一名を片付けると思った。

「これが鎌鼬だと?本物の鎌鼬を喰らいやがれ!」

そう言ってから腕から風を生んで振ると、相手選手の鎌鼬よりも威力は強くないが相手選手を壁に激突した所で試合終了の合図が鳴った。この選手は緊張による視野狭窄を起こしていたのか、階段を上がってきたらしいので息が上がって見えた。ディフェンス向きとは思えない程であったが、敵の配役ミスは歓迎すべき点ではある。急遽召集されたのかもしれんが、俺らにとっては楽に過ぎなかった。

「何だか拍子抜けしたかのような試合だったわね」

「一真君もそうだけど、二人の魔法もなかなか面白い使い方だったな」

真由美の漏らした言葉に同感しながらだった摩利は、レオや幹比古が使う魔法についてだった。一真が使った魔法はエレメンツの一つを使ったに過ぎない事であり、エレメンツ使いがいるとは観客や他校の生徒ですら知らない情報。風と精神干渉系統は、四葉の技を使ったに過ぎないと思ったのは深夜と真夜だけ思った事。

そんでレオや幹比古が使った魔法も、一真が使うエレメンツ擬きではある。エレメンツメモリとエレメンタルメモリ、同じ力を発揮すると思うがそれぞれに力が発揮する所が違うだけだ。レオのは、それぞれ戦闘の際に使用するメモリを自動選択したゼロにより、攻撃する事が出来て、幹比古のは四大精霊とのリンクをしながら魔法より精霊術者の方が近い存在となったからだ。

「にしても、織斑少将『今は一真さんですよ先生』おっと失礼したが、一真さんは実に面白い使い方をする。今の所魔法を使ったのは『術式解体』だけだが、エレメンツを一真さん以外の者でも使えるようにするとは」

「一真さんには秘密にしとかない事情がありますし、ですが二人の選手はエレメンツメモリとエレメンタルメモリを使っているそうですよ」

「なるほど、だがエレメンツとエレメンタルは同じに聞こえる。メモリの力が同じに聞こえるが、藤林は知っている様子のようだな」

「それはそうですよ、ガイアメモリに関しては色々と知ってま
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