東方
黄巾党VS共産党
[8]前話 [1]後書き [2]次話
「……はあ? 雛里、もう一度言ってくれ」
「ですから、南陽付近で、『共産党』という義勇軍が黄巾党を次々に撃破、傘下に置いているそうです」
「共産党? 聞かない名前ですね」
北郷一刀は、諸葛亮の言葉に混乱した。共産党? なぜ三国志の時代に? いや、武将が女性化している時点で歴史知識なんて意味ないのだろうか。様々な思考が渦巻く。
関羽は聞いたことのない名前だと怪訝な顔をする。そりゃあそうだろう、共産主義なんて思想がこの時代にあるわけがない。しかし、一刀だけは知っていた。はるか未来の日本から来た彼は、共産主義が、まさしく世界を二分する麻薬のような思想だということを。
そして、中国で共産党といったらあの人だろう。
「もしかして、共産党の指導者は、毛沢東っていうんじゃない?」
「いえ、違いますよ。毛沢東って誰ですか?」
「いや、知らないならいいんだ。じゃあ、指導者は誰なんだ?」
続く諸葛亮の言葉は一刀を混乱の坩堝に陥れた。なぜなら、彼女はこういったのだから。
――すたありん
[8]前話 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ