第三幕その十
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「僕達も」
「貴方達もなのね」
「行っていいですか?」
こうオズマに申し出るのでした。
「青龍に会いたいですし」
「青龍は龍の中でも特別なんです」
中国人の神宝が一番目を輝かせています。
「ですから是非」
「会いたいのね」
「はい」
はっきりとです、神宝はオズマに答えました。
「お願い出来ますか?」
「ええ、それならね」
神宝のお願いにです、オズマはにこりと笑って答えました。
「貴方達もね」
「有り難うございます、それじゃあ」
オズマの言葉に神宝は笑顔で応えました。他の子達もです。
オズマの言葉に笑顔になります、魔法使いも五人ににこりとして言います。
「では一緒に行こう」
「はい、お願いします」
「今回の旅は魔法使いさんとですね」
「うん、皆が一緒なら私も楽しいよ」
魔法使いもというのです。
「やっぱり旅は一人よりもね」
「大勢の方が楽しいですよね」
「皆で行く方が」
「そうだよ、だからね」
それ故にというのです。
「一緒に仲良く楽しもう」
「そして青龍のところに行って」
「そうしてですね」
「彼にどうして北にいるのか聞いて」
「そして東に帰ってもらう」
「マンチキンの国に」
「そうしよう」
旅の目的は決まっていました、それならです。
魔法使いは自分の魔法の道具を鞄の中に入れていきます、まるでピクニックの用意をする様にしてです。
そしてその魔法使いと今から冒険に行くことが決まっておはしゃぎの五人を見てです、カエルマンはケーキに言いました。
「僕も行きたいね」
「カエルマンさんもですか」
「うん、そう思えてきたよ」
こう言うのでした。
「行ってもいいかな」
「それなら私も」
ケーキも申し出るのでした。
「ご一緒に」
「えっ、君もなんだ」
「最近ずっと村にいて冒険に行っていなかったので」
「だからなんだ」
「こうしていますと行きたくなりました」
だからだというのです。
「一緒に」
「そうなんだ、それじゃあ」
「はい、じゃあオズマ姫にお願いしましょう」
二人もというのでした、そして二人も申し出ますと。
オズマは二人にも笑顔でどうぞと言ってくれました、これで旅のメンバーが決まりました。
「さて、それじゃあね」
「うん、私達八人で行こう」
カエルマンは魔法使いに笑顔で応えました。
「そうしよう」
「それではね」
こうお話を決めてでした、そのうえで。
一行はオズマ達と笑顔で一時の別れを告げてギリキンの国に向かうのでした。そこにいる青龍に会う為に。
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