第三幕その八
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「つまりは」
「そうね、ただね」
「それだけだったのね」
「だからね」
それで、というのでした。
「龍もいるのね」
「ええ、ただ」
「ただ?」
「何かこの龍は」
グリンダは鏡に映るその龍を見て言いました・
「大人しいみたいだけれど」
「そうね、大人しい龍みたいね」
見れば確かに身体は大きいです、ですが。
そのお顔はまだ晴れていません、それで。
お水の中にいます、その龍を見てなのでした
オズマはグリンダにこうも言いました。
「この龍はまさか」
「ええ、青いってことは」
「青龍よね」
その龍だというのです。
「あの四霊獣のうちの」
「そうね、オズの国にもいたのね」
「そうね、けれど確か青龍は東にいるのよね」
「そうだったわね」
「何でギリキンの国にいるのかしら」
オズマはこのことがわからないのでした。
それで、です。グリンダに尋ねました。
「オズの国の東はマンチキンの国よね」
「そのマンチキンの国にいないで」
「どうしてギリキンなのかしら」
ギリキンはオズの国の北にあります、ですが青龍は東にいるのです。それが何故なのかがわからないのです。
ですがそれでもです、青龍はそこにいてです。そして不機嫌な顔をしているのです。それでオズマも言うのです。
「このことを知りたいわ」
「それじゃあここは」
「どうして青龍なのに北にいてどうして不機嫌なお顔なのか」
「その二つをね」
「確かめましょう、そしてね」
「それからね」
「どうするかを決めましょう」
オズマはこう決断しました。
「ここはね」
「わかったわ、それじゃあね」
「ええ、まずは青龍に聞いてみましょう」
彼自身にというのです。
「最初はね」
「それからね、色々するのは」
「そうしましょう」
こうしてでした、オズマはパズルの前にでした。
まずは青龍のことをどうにかすることを決めました。
そこで皆を集めてです、青龍のことをお話しました。
お話を聞いてです、教授が最初に言いました。
「それは妙なことです」
「青龍が北にいることが」
「はい、姫の言われる通りです」
「青龍は東よね」
「東にいなくてです」
何故北にいるのかというのです。
「このことが私にもわかりません」
「そうよね」
「ただ、不機嫌な理由はわかります」
それはというのです。
「そのことは」
「それはどうしてなの?」
「それは本来の場所にいないからです」
それ故にというのです。
「青龍は東、しかし彼は北にいるので」
「本来いるべき場所にいないからなのね」
「それ故に不機嫌で困っているのです」
「そうなのね」
「はい、それ故なのです」
「そういうことね、じゃあどうして北にいるのか」
「そ
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