空白の7年
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スケイル》はフィオーレNo.2にまで登り詰めたんですもの。残念ですわ、ルーシィさん」
シェリーさんは胸に手を当てながら得意気にそう言う。以前までの厚化粧と違ってたから一瞬誰だかわからなかったのは内緒です。
「・・・ってことは、一番は天馬!?」
「そんな訳あるかよっ!!」
「キレんなよ。いや・・・天馬じゃないんだが・・・」
ルーシィさんに犬っぽい人がキレ、眉毛の人がそれをなだめる。
「まぁ、そんな話はよかろう。皆、無事で何よりだ」
「オオーン」
ジュラさんがグレイさんの肩に手を置きそう言う。そんな中、リオンさんはなぜかある一人の女性を眺めていた。
その女性とは、ジュビアさん。
「っ!!」
リオンさんはジュビアさんに近寄り肩を掴む。
「これが一目惚れと言うものか!」
「え?え?え?」
「うわ・・・超ストレート!!」
「まためんどくせぇことになってきた!!」
なんとリオンさんがジュビアさんに一目惚れしちゃった!!つーか伝えるのが直球すぎて尊敬できるわ・・・
「ちょっと・・・これって・・・ジュビア・・・修羅場!!」
ジュビアさんはそういって何やら想像し始めたけど、一つ気になるのはなぜグレイさんから出てるハートの矢印がリオンさんに向いているのかということだ。
「すごい想像力ね」
「勘弁してくれ・・・」
ルーシィさんもグレイさんもさすがにあきれるしかないようだ。
「つー訳で、俺がカナの親父だったんだわー!!」
「コラァ!ベタベタ触んな!!」
「だって嬉しいんだもんよぉ!!」
「その緩んだ顔どうにかしろよ!!てかおろせー!!」
ギルダーツさんがカナさんをお姫様だっこしながらそんな話をしている。あの二人って親子だったんですね。それにしてもギルダーツさんの顔が幸せそう・・・
「もっとまともな設定なかったのかよ」
「さすがに騙される気がしないのである」
ウォーレンさんとビジターさんはじゃれあっている二人を見てそう言った、
「じゃ〜ん!!これがアスカ!」
アルザックさんはそういって一枚の絵を俺たちに見せる。そこには一人の女の子が描かれていた。
「「「「おおー!!」」」」
「お二人にそっくりですね!!」
ウェンディの言う通り、確かに二人に似てるな。なんとも可愛らしいですね。
「なるほど、ウェンディとシリルに似た感じだな。可愛らしいぞ」
「え!」
リリーが俺とウェンディに似てるっていうと、ウェンディは何やら衝撃を受ける。
「うぇぇぇぇぇぇぇん!!リリーまで!!」
「え!?なぜだ!!」
ウェンディは泣きながら俺に飛び付いてくる。
「大丈夫?」
「ったく・・・リリーも空気読めよなぁ・・・」
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