第4話
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呉、キリカ・・・!」
その時、暁美さんがキリカを警戒し始めた。何で?って言うか知り合い?
「あの、前に会った事あった?」
「さあ、どうかしらね?」
キリカが聞くと暁美さんはそっぽを向いてそう言った。何なの、あれ?
「あ。」
その時、鹿目さんが声を上げた。レンを見てるし、多分レンの事に気付いたみたい。
「どうしたの、まどか?」
「この人も、しゅごキャラ持ってる。」
「マジで!?」
美樹さんは驚いてキリカの方を見た。
「あなたも、私達に妖精について教えてくれるのかしら?」
「妖精?あ、しゅごキャラの事?残念だけど、私も教えて貰う側なの。こころのたまご関係で知らない事が多いし。」
「こころのたまご?」
こころのたまごと言うワードで巴さんは首を傾げる。
「そう言う時は!」
「この本をどうぞですぅ〜!」
その時、ランとスゥがあたしの鞄から司さんの絵本を取り出した。
「何あれ!本が浮いてる!?」
「落ち着きなさい、美樹さやか。彼女の妖精が持ち上げてるだけでしょう。」
本当にしゅごキャラが見えて無いんだ。
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「それじゃ、改めて。あたしは日奈森あむ。こっちはあたしのしゅごキャラのラン、ミキ、スゥ、それにダイヤ。」
「私がランだよ!」
「僕がミキさ。」
「スゥですぅ〜。」
「ダイヤよ。よろしく。」
「私は呉キリカ。ここの三年生。この子はレン。」
「よろしく頼むぞ。」
日奈森さんと呉さん、それにしゅごキャラ達が挨拶するけど、さやかちゃん達は見えて無いから分からないみたい。
「あ、私鹿目まどかって言います。この子はエイミー。」
「よろしく。」
「それであの、しゅごキャラってどういうものなの?エイミーは私のなりたい自分って言ってたけど。」
「それで正解だよ。まずはこれを読んで。」
そう言って日奈森さんはランとスゥが出してきた絵本を私達に渡してきた。『こころのたまご』って言うかタイトルで、表紙に手足が生えて顔のある可愛らしいたまごが描かれている。この中に答えがあるって事かな?ひとまず、私達はページを開いて読み始めた。
《こどもはみんなこころのなかにはたまごをもっている。めにはみえないこころのたまご。おとなになるときえてしまう。》
心の中のたまご。そのフレーズから私はエイミーが生まれたたまごを思い出した。
「日奈森さん、これって・・・」
「そう。そこに書いてある通り、こどもは皆こころの中に夢と希望が詰まった『こころのたまご』を持ってるの。でも、そこに強い願いが加わると、
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