71人間界への帰還
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っている……こいつがいなければアーシアは!
『(落ち着け、このままだと覇龍に飲み込まれぞ!)』
ッ!私はドライグの声で正気に戻る…
「――っ。その傷は。もしかして……」
私が正気戻るとアーシアの声が聞こえ見てみるとディオドラの胸元に大きな傷痕が見えていた。深い傷痕だ。アーシアはそれを見て、目を見開いていた。
「そう、あのときは顔を見せれなかったけれど、僕はあのときの悪魔だ」
「――っ」
その一言にアーシアは言葉を失っていた。
「僕の名前はディオドラ・アスタロト。傷痕が残らないところまで治療をしてもらえる時間はあのときなかったけれど、僕はキミの神器によって命を救われた」
何が命を救われただ!アーシアを教会から追い出したもとを作った屑が…
「ディオドラ? ディオドラね?」
リアスさんが彼に覚えがあるようだった。ディオドラはアーシアのもとに跪くと、その手にキスしようとするが、私がディオドラの喉元にアスカロンを真名が『結晶創造』で作った結晶の剣を突き立てる。
「な、なんだい」
「ふん、何がなんだいよ。薄汚いディオドラ・アスタロト。私達の家族アーシアにふれないでくれるかしら?この忠告に背くならあなたを今ここで消滅≠ウせるわ。」
「私達は上級悪魔だろうが若手の宝だろうが容赦なく殺すよ?葬儀社の一員としてグレモリー眷属として」
ディオドラは舌打ちしながら後ろに下がりアーシアに言った。
「アーシア、僕はキミを迎えにきた。会合のとき、あいさつできなくてゴメン。でも、僕とキミの出会いは運命だったんだと思う。――僕の妻になって欲しい。僕はキミを愛しているんだ」
――そいつは私達の目の前で忠告を破るかのようにアーシアに求婚したのだった。
続く
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