全国大会開始!
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《全国サッカーファンの皆さん!ついにこの日を迎えました!熱い激戦を勝ち抜いてきた強豪チームが、日本一の座を賭けてさらなる激闘に挑みます!》
外からは割れんばかりの歓声が聞こえる。今日はついに待ちに待った全国大会一回戦当日だ。俺たちは入場する前に円陣を組み気合いを入れていた。
「とうとう来たぞ!今日まで色んなことがあったけど、ここまで来たら思いっきり暴れてやろうぜ!」
円堂がそう叫ぶと、俺に目線を向けた、締めを俺が言えってことらしい。
「フットボールフロンティア予選で戦った奴らの為にも、全力で相手にぶつかって、今日来れなかったお嬢の為にも、今日の試合…絶対勝つぞ!!」
「「「おおっっ!!」」」
俺たちは皆で声を出した後、入場行進し、俺たちは帝国学園の横に並んだ。そして勿論、その先頭は鬼道だ。
「もう足のケガは大丈夫なのか?」
円堂が鬼道に聞くと
「人のことより自分の心配をしろ、全国は今までとは違うぞ?」
鬼道は少し笑みを浮かべながら俺たちに呟く。それを聞いた俺は
「へっ…だから燃えるんだろ?」
と鬼道に言い返した。
「ふふ、俺たちに勝っておきながら、このスタジアムで無様に負けたら許さんからな」
「ああ!帝国こそ負けんなよ!」
─────────
その頃…。
ピリリリリ ピリリリリ
鬼瓦刑事の携帯に電話がかかってきていた。
「ん?…ああ俺だ、何だ?……!?誰が許可したッ!!本当に影山は釈放されたのか!?証拠不十分ってどういう事だ!?証拠なら確かにッ!!く…!分かったもういい!!」
ピッ……
鬼瓦刑事は拳を握り締め呟いた。
「どうなってやがる…!」
─────────
《残る最後の一校!推薦招待校として世宇子中学の入場になります!》
「世宇子?聞いたことのない中学だな…」
あの鬼道すら、聞いたことのないチームどんなチームなんだ?と俺が思いながら入場を見ていると
「だ…誰もいない!?」
アナウンスで説明した限りだと、現在調整中とのことらしい。
その後も開会式は順調に進み、開会式は無事終了した。
─────────
「みんな、一回戦の対戦相手は戦国伊賀島中だ!」
円堂が一回戦の対戦相手を俺たちに伝える。
すると音無がパソコンを開き、カタカタと打ち始め、俺たちに伝えた。
「戦国伊賀島中の監督は、忍者の末裔と言われています。秘伝の忍術を使って、選手を鍛えてるという噂です」
「に、忍者って…、なんでもありだな…」
俺が呟くと豪炎寺も
「忍術で鍛えてる?どういう攻撃をするんだ?」
豪炎寺が音無に聞くが
「それがよく分からなく
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