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魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
九校戦編〈下〉
九校戦八日目(2)×対八高戦と三人の戦い振り
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和美、そして妹の深雪が歓声を上げていた。

「流石一真君だ、でもモノリスを目の前にして端末を取り出したみたいだけど」

「危ない!・・・・僕の目がおかしいのか、ディフェンスの攻撃を全て弾いているみたいだけど深雪には分かるかい?」

「たぶんあれはビットによる防御しながらだと思う。それに端末を取り出したから、ゼロによってすぐに五百十二文字を読み取る事が出来る」

モノリス・コードの勝利条件が加わった事で、まず先にモノリスの中に隠された五百十二文字のコードを審判席に送信する事。本来なら左腕につけたクラムシェル型のウェアブルキーボードが、コードを打ち込み送信するための端末となっている。だがゼロが入った端末をモノリスに入ったコードを見る事で、数秒で送信してしまう機能を取り付けた端末を持っているのは俺ら三人。

「今のあれは何だ?」

一真が使った対抗魔法に最も衝撃を覚えたのは他校であるが、第一高校もだと思った。真由美は妙に感情を希薄な声で呟いた。

「術式解体(グラム・デモリッション)に見せかけた無効化のようね。まあ無効化を知らなかったら、私らも術式解体(グラム・デモリッション)だと思うから」

「真由美、無効化については知っているが術式解体(グラム・デモリッション)とは何だ?」

妙な勢いで迫る摩利にチラッと目を向けてから、すぐに視線をモニターへ戻したが説明をするのは真由美ではなく後方にいた者によって説明された

「無効化を他校には知られたくないから、ああしたんだと思う。術式解体は、圧縮したサイオン粒子の塊をイデアを経由せずに対象物へ直接ぶつけて爆発させ、そこに付け加えられた起動式や魔法式何かの魔法情報を記録した想子(サイオン)情報体を吹き飛ばしてしまう対抗魔法の事よ」

「魔法の記録またはマギ・グラムを粉砕(デモリッション)する魔法だから、グラム・デモリッション。魔法と言っても、事象改変の為の魔法式としての構造を持たない想子(サイオン)の砲弾だから情報強化にも領域干渉にも影響されないし、砲弾自体の持つ圧力がキャスト・ジャミングの影響もはね返してしまう。物理的な作用は一切無いから、どんな障害物でも防ぐ事は出来ない。そうして、対象座標で発動途中の魔法を力付くで吹き飛ばしてしまう」

「強大な想子(サイオン)流で迎撃するか、想子(サイオン)の壁を何層にも重ねて防御陣を作る事で無効化出来る。射程が短い以外に欠点らしい欠点が無いから、実用化されているものではない最強の対抗魔法と呼ばれている無系統魔法を無効化という力を隠して見せる一真さんだから出来たんだと思うわ。それにこれを使える人はほとんどいないし、私や真由美にも無理だから一真さんはあえて術式解体に見せかけた無効化を使ったんだと思う」

「ま、それが一真様の力であり見せ
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