暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
九校戦編〈下〉
九校戦八日目(1)×蒼い翼特別推薦枠フル活用とモノリス・コード初戦開始
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そりゃそうだぜ、俺もそうだが一真が表に出ているからな。それも試合前に名無しだとバラすから、防護服を着ているのだろ?」

俺はまあなと言ったが、今の格好はレオらと同じ防護服を着ている。試合前に烈からバラす手筈となっているからだ。

「出て来たね、彼が」

「そうだな。選手として出て来るとは思わなかったが」

「二丁拳銃スタイルに加えて、右腕にブレスレッド・・・・同時に三つのデバイスなんて、使いこなせるのかな?」

「アイツがやる事だ。伊達やハッタリじゃないだろう。特化型は左右のレッグホルスターにロングタイプの拳銃形態か」

「隠し玉じゃなくて、最初から二つの特化型デバイスを同時に操作するスタイルだね。異なる系統の魔法を使いたいだけなら、普通は汎用型をチョイスする所だけど」

「複数デバイスの同時操作、その狙いを見せてもらおうか」

ここにいる一条と吉祥寺の会話で象徴されるような視線が、各校選手とスタッフから俺に注がれていた。担当競技で尽く上位独占した忌々しいスーパーエンジニアで、俺が二科生である事を知らない各校メンバーの認識でもあり、彼がまたまた疲労したイレギュラーなスタイルは、相手校の警戒を招き入れたがそれを嘲笑する輩はいなかった。

唯一の例外は、他ならぬ第一高校選手団が観戦しているスタンド一角。一年女子選手達の熱狂的な声援と対照的な一年男子選手達の冷ややかな視線は、相手チームに対する声援と無数の好奇心だったが、まもなく一高と八高の試合が始まる前に主催者である蒼い翼本社副社長からの通達があった。

『この場にいる全ての観客達に各校の選手団に警告をしておこうと思うが、私の名は青木雄一郎。主催者蒼い翼本社副社長をしている者だが、モノリス・コードにて代役をしている技術スタッフの正体をここで発表したいと思う。彼の名は織斑一真、蒼い翼特別推薦枠を持っていて選手兼エンジニアとして選手団の一員となった者。これで分からぬ者もいるので言っておくが、彼は新人戦にて早撃ちに波乗りと氷柱破壊にて優勝してみせた名無し選手の正体がそこにいる織斑一真である。その証拠に、織斑選手の服装と声で分かるだろう』

烈かと思ったがどうやら主催者側の青木だったので、通達と共に俺の服装は防護服から黒い戦闘服にとチェンジした。その事で観客や各校は唖然としたのであるが、もちろん一条と吉祥寺も唖然としていた。まさか名無し選手がすぐ近くにいたからであるが、どうやって演出していたのかは分からず仕舞いである。なので、急遽相手校のメンバーを増やす事となったので、俺らはモノリスの前で待機となった。

「流石は青木副社長、この場でバラす所が一真君らしい。八高相手に森林ステージか・・・・」

「不利よね・・・・普通なら。それに急遽メンバー数を増やしたみたいだけど、一真
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