第3話
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魔女退治終了後、私達はほむらちゃんにしゅごキャラの説明をする為にマミさんの家に来ていた。
「説明してもらうわよ。オリジナルの魔法少女について。」
「分かっているさ。」
キュウべえはほむらちゃんに今日のお昼に私達にしたのと同じ説明をした。
「それで、その妖精と言うのはこの部屋に居るの?」
「うん。」
今、エイミーは私の顔の横で浮かんでいる。でも、見えないって言ってたキュウべえとさやかちゃんはもちろん、マミさんとほむらちゃんにも見えてないみたい。
「まあ、仕方ないさ。妖精が見えるには条件があるんだ。」
その時、キュウべえが私達も初めて聞く情報を話した。
「一つは妖精の持ち主。しかも、自分が妖精を生み出していれば、他人の妖精を視認することも可能だ。もう一つは霊感の強い人間。妖精は霊的な存在だからね。僕も気配だけは察知出来るんだ。」
あ、気配だけは分かるんだ。
「そして最後に幼稚園以下の幼い子供。これについては何故見えるのか、まだ不明だね。」
「あれ?でもそれってまどかにとって不味いんじゃ・・・」
さやかちゃんの言う通り、私には幼稚園児の弟が居るの。名前は鹿目タツヤ、通称タッくん。
「その点は大丈夫だと思うよ。幼稚園児が妖精が居ると言っても、大人は本気で相手しないと思うし。」
「それもそっか。」
「妖精じゃなくてしゅごキャラよ。」
さっきからずっと妖精って言われてエイミーが何だか不満そうだった。そんな時、ほむらちゃんが私に聞いてきた。
「それで、鹿目まどか。あなたはその妖精の力でどうするつもり?」
「え?とりあえず、まずは修行かな?このままマミさんと一緒に戦うにも、ちゃんと変身出来るようになるのにも必要だと思うから。」
「そう。でも、私はそう言うのはお勧めしないわ。」
「え?」
「ちょっと転校生!どう言う事!!」
「どんなに華麗に見えても、魔法少女の戦いは常に命懸けよ。あなたには本当に、その覚悟があるのかしら?」
ほむらちゃんの言葉に私は何も言えなくなってしまう。
「まどか。彼女の言う通りよ。」
「エイミー!?」
「私はあなたの“なりたい自分”。つまり、将来の可能性よ。そして、それを実現するにはそれ相応の覚悟と努力が必要なの。」
「覚悟と、努力?」
「そう。例えば、苦手を克服した自分だったら、苦手を克服する努力が必要だし、将来何かの仕事に就いた自分なら、その為の努力が必要なの。完全にしゅごキャラに頼り切ってしまうと、それが出来なくなるわ。」
「どうしたの、まどか?」
その時、さやかちゃんが不思議そうに私の方を見なが
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