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『過去への旅』
『迷路』

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色とりどりの選択肢を与えられる普通の子達とは違う僕達。

真っ白で何でも描けるスケッチブックすら与えられない。

与えられるのはいつも真っ暗闇な苦痛の塊ばかりだった。

綺麗なモノすべてを憎んだり恨んだりしてた。

すべての大人達に抗い続けた。

本音を話せる大人など1人要れば大したもんだった。

真っ暗闇だった日常に光が射したことすら迷惑だった。

何がしたいのか解らなかったから。

真っ暗闇だった日常で僅かに輝いてた居場所すら奪われたから。

ほら、またすぐ真っ暗闇の迷路に入り込んだ。


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