暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン ーEverlasting oathー
ーAnother worldー
Another episode 1 Anotherworld
[7/9]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
和人は右ポケットに手を突っ込み、取り出したのは高校を受かった時に貰った書類の中に同封されている時間割の紙をそのまま持って来ていた。
和人は四つ折りにしていた時間割の紙を広げ、読み上げた。
「一時間目は…………英語だな。三、四時間目が入学式だって。珍しいな」
「………音楽室行こっと」
「初日から単位減らしてどうすんだよ!」
「えー………」
自慢では無いが、俺は英語が大っ嫌い。
そのせいでこの高校受かるのが危うかったんだぞ。
英語マジファッキン。
「でもさ、ほら、英語は外人の先生が教えてくれるんだってよ。確か……エギル先生だっけか」
「誰だよ」
「皆はあんどりゅー・ぎるばーと・みるす?じゃ長いからエギルって呼んでるらしいぜ。因みにさっき横を通った生徒がそんなこと言ってた」
「何故エギルになったし、ちょっくら俺は音楽室行ってくるわ」
キーンコーンカーンコーン
丁度良く和人を撒くための予鈴がなった。
「ほら、教室戻らないとえぎる先生に怒られるぞー」
「あ、待てって優也〜〜!!」
俺は和人を置いて教室とは逆方向へと走った。
言っとくけど俺は学校の中を把握してない。
音楽室?どこだよそこ。
保健室はどうやって探したって?
明日奈って奴を和人におんぶさせて全力疾走で探し出したに決まってるでしょ。
「あ、そうだ。確か………保健室通る時に校内地図みたいなのあったよな」
俺は今まで和人と一緒に帰ろうとしていた道の逆方向を走り抜け、保健室前に着いた。
「あれ?此処に無かったっけ………あ、あった」
保健室を出てすぐ上の階へと続く階段の横の壁に分かりやすくどーんと大きく記されていた。
「音楽室は………この階段を一番上まで登って………登ってすぐか」
俺は階段をゆっくりと登り始めた。
歩いているうちに気付いた事があった。
「そーいや、音楽室って鍵かかってるんじゃないのかな?この学校はかけんのか?」
分からない為、取り敢えず向かってみた。
二階………三階………四階まであるだと…………?
とても長い階段を登り続けた。
向かっている途中に色々な教室から授業をしている声が聞こえた。
「はぁぁぁぁぁぁぁああああああついだあああああああ」
一番下の階から一番上までって話し相手居ないと寂しいし、足に来るわ。
俺は登り終わってすぐに右を見た。
すると音楽室と書かれた表札プレートが目に入った。
鍵は………掛かってないだと………?
普段はかけられているのか、南京錠が可哀想に床に落ちていた。
「今時南京錠か………中々
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ