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ソードアート・オンライン ーEverlasting oathー
ーAnother worldー
Another episode 1 Anotherworld
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れたての子鹿みたいにプルプルしてるんですけど。
だが、俺は後ろを向き、男を見た。
身長は同じ位、前髪を上げて凄いヤンキー面。
ワイシャツの第一、第二ボタンを開け、ネクタイはだらしなく付けられ。
うん。初見では辛いね。
ただ、俺は止まらなかった。
男に向かって手を出した。
「俺の名前は桐崎優也。お前は?」
「………藤林照」
「藤林………照でいいか?」
「………ああ、別に構わねぇよ」
藤林照、もとい照はおどおどしていた。
おどおどしている照を見ていた鈴菜はクスッと笑っていた。
「ね?言ったでしょ?此処には今までと違う世界があるって」
「うっせーよバーカ。とっとと自分の席行きやがれ」
「友達が出来て嬉しいでしょ♪」
「だーーーーーっ!!うっせーーーーーー!!!」
照は叫びながら空いてる席に適当に座った。
丁度、適当に座った席があっていたのか先生が微笑みながら頷いていた。
鈴菜も笑顔で照の横の席に移動し、座った。
照は苦虫を潰した様な顔をしていたが、諦めたかの様に溜息を吐いてグッタリしていた。
「俺達も座ろうぜ?」
「そうだな………先生、俺達の席は?」
「んーとなぁ………あそこだな」
先生が指差したのは窓側の後ろの席二つだ。
後ろが俺でその前が和人だ。
俺と和人は移動した。
「ふぃ〜風が気持ちいいわぁ………」
「結構いい席に着いたな」
「そうだな」
俺は頬杖を付き、ホームルームを始めた先生を見ていた。
和人は片腕を俺の机に置き、体を俺に向け、喋っていた。
「…………貴方達」
突然、隣に座っている女生徒が話しかけて来た。
声のトーン的に少し怒っている?様な気がした。
声の主の方を見ると茶髪ロングの女の子がジト目で俺達を見ていた。
「初見から遅刻なんて……本当にいい度胸ね………」
「いやー………ショートカットはしたんだけどな」
「3分の壁があったな」
「何のことよ」
「「こっちの話」」
「む………一つだけ言っとくけど遅刻はあまりしない様に!」
「何でお前に言われなきゃいけないんだよ」
「あ、貴方達の心配をしてあげてるのよ」
「んなもんいらねぇよ。余計なお世話だ」
俺は言葉のトーンを下げ、うぜぇという感じに言葉を女の子に放って先生の方を向き直した。
俺の言葉が効いたのか、女の子は下唇を噛み、泣きそうになっていた。
それを和人は見ていてどうしようとおどおどしていた。
「ちょ、えっと、だ………大丈夫?」
「……………うぅ………」
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