暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン ーEverlasting oathー
ーAnother worldー
Another episode 1 Anotherworld
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…………」


「………………………………」


「ひゅうはははのひょつくんおひゃ?(優也は彼女つくんのか?)」


「ひゃあ?ひょうひゃひょうは?(さぁ?どうだろうな?)」


俺とキリトはそれぞれのコップに手を取り、水で口の中をすすいだ。


「優也はかっこいいからすぐに出来るんじゃないか?」


「まさかー、中学でも全然だぞ俺」


「こいつ気付いてらっしゃらない!?」


「何がだよ」


和人は気付いていた。
同級生の女生徒半分は優也に好意があった。
だが、気付いて無いのは和人もだ。
和人はあとの半分に好かれていた。


「はいはい、馬鹿な話はやめてそろそろ行くぞ」


「……………あっ」


「えっ」


突然、気付いたという顔をした和人に不信感を覚えた。
和人は自分の腕についてる黒色の腕時計を見て目を点にしていた。
そして、苦笑しながら顔を引きつらせた笑顔で俺に腕時計を見せて来た。


「あと5分で遅刻っす………」


「……………」


「……………」


俺と和人はお互いの学校鞄を持ち、無言で玄関に向かい靴を履いた。
玄関を出ると涼しい風、眩しい太陽。
俺達の入学式を祝ってくれてるに決まっている。
外に出るとお互いの靴紐を締めた。
何故か準備運動をする。


「優也さん。残りタイムリミットは3分です」


「俺達なら行けるだろ?」


俺達はクラウチングスタートのポーズをとった。
和人は腕時計に仕込まれているタイムを測る設定を操作していた。


「3………2……1…」


何故かカウントダウンをし、0になると和人がタイムを測り始めた。
ピッという音と同時に俺達は走り出した。


「「うぉぉぉぉおおおおおお!!!!!」」


先ずは走り出してすぐ右に曲がる。
次にそのまま走り続け、タイミング良く青になった信号を渡った。
渡った先にある電気屋の駐車場を通ってショートカットを通る。
伊達に16年間この街に住んでただけはあるんだよ。


「和人!あのコンクリートの壁登るぞ!!」


「任せろ!」


走っている先にはコンクリートの壁、コンクリートの壁を登るとフェンスがある。
俺は和人より先にコンクリートの壁を登り、右手でフェンスを掴んだ。


「来い!」


次に和人がコンクリートの壁を登った。
此処で俺達の友情コンボの炸裂だ。
和人は俺の左手を掴もうとした。
その瞬間、フェンスを掴んでいる右手に力を入れ、離さないようにした。
和人はコンクリートの壁を上に上がる為に蹴り、俺の左手を掴んだ。
そして、俺は思い切り左腕を上に振り回し、和人を上
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