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ソードアート・オンライン ーEverlasting oathー
Nineteen episode 他人
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珍しかった。
元々ロングの黒髪の後ろ髪はそのまま降ろし、右側の髪を三つ編みにして耳に掛け、物凄く女子力が高めだった。
街を歩いたら10人中10人が見留めるのではないだろうか。


「ううん、とっても可愛らしいと思うよ」


「…………ありがと」


「琴葉、優也君。もう着くよ」


須郷がそう言うと車内の硝子越しに指を指した。
そこと見て見るともの凄く大きい建物が立っていた。










レクト本社 ーーー会議室ーーー


あのさ。
いや、あのさ。
どうなってんの?
アイドルの握手会では無いんですよ?
なのにーーーー


「あの英雄のユウヤ君ですよね!?」


「いや、英雄なんかでは………」


「SAOトップランカーで、しかも恐怖に陥った人々を解放したユウヤ君だ!」


「えっと…………」


「実は私もあの世界にいて………ありがとうございます!」


「は、はぁ…………」


「イケメンだ!」


「SAO関係ねーし」


「ゆぅ君………モテモテ………」


「須郷さんか琴葉さん助けてください」


俺は数十人のレクト本社の人間に囲まれ、握手などをされていた。
須郷がその場を抑え、なんとか助かったが、記者の様な質問責めに発狂しそうになった。
俺達はすぐに会議室を抜け、来客用の部屋に向かった。


「ふぅ………疲れた………」


「お疲れ様………」


「いやー、うちの社員が失礼をしたね。君は会社では有名なんだよ。さっき言われたとおり皆が皆、君を英雄だと思っているのさ」


「ゆぅ君って凄いの……?」


「あ、琴葉は知らないんだったね。でもデスゲームになったソードアート・オンラインは分かるよね。彼はその世界を終わらせた張本人なんだよ」


「だから、俺一人でやったわけじゃないんですよ」


「凄いね……」


「おっと、ここ、着いたよ」


須郷が足を止めると目の前には来客用と書かれたプレートが貼られた部屋があった。
ガチャリとドアノブを回し、扉を開け、部屋の中へ入っていった。
中に入ると長い机があり、その上にはナーヴギアとよく分からない物が一つあった。


「ナーヴギアとこれはなんですか?」


「これは"アミュスフィア"って言ってねナーヴギアの後継機だよ。安全性はアミュスフィアの方が断然高い」


「へぇー……」


アミュスフィアと呼ばれたナーヴギアの後継機はまるでエアガンと一緒に同封されている防護ゴーグルの様だった。


「優也君はナーヴギア。琴葉はアミュスフィアを持って行ってね」


「なんで俺だけ危険物なん
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