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ソードアート・オンライン ーEverlasting oathー
Thirteen episode 親馬鹿
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当たらなかったのだ。
俺とキリトは真剣勝負を邪魔されたことにより怒りが湧いてきた。
すぐに腕を掴んだ奴に向かって叫んだ。


「「何してくれ……てん……」」




ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………!!!



腕を掴んでいたのは二人の少女だった。
少女達からは何故か赤黒いオーラが出ていた。
俺とキリト、黄金龍と黒虎がハトと子猫に変わった瞬間だった。


「ユウヤぁ……?」


「キリト君……? シンカーさんの救出が先だよねぇ……?」


「「ふぁい……」」





数分後……




チーン…



俺とキリトは正座をしています。
あ、あと最強は嫁さんでした。
因みに今、お説教を食らっています。

俺はキリトにこの場を切り抜ける策を考えるべく、ハンドサインを送った。



ーーーキリト、多分これ怒下惨は無意味だぞ。


ーーー土下座前提で話さないで欲しいんだけど。


ーーーあ、すまない



「「二人とも聞いてるの!?」」


「「聞いてます。」」


俺とキリトがそう言うとユウキとアスナは溜息をついていた。
俺達は顔を伏せながら反省をしている振りをした。


「ユウヤの親馬鹿も治さないと駄目だね!」


「そうね……キリト君も本当に親馬鹿なんだから……」


親馬鹿……俺にとっては悪い事では無いんだけどな。
心からセイを大事にしてるし、キリトも同じくユイを心から大事にしてるんだろう。
にしても……すっかり二人とも母親だな……
もう俺達、頭上がんないっすよ……

俺がそう思っているとキリトも同じ事を思っていたらしく、目が合った。
そしてお互いに苦笑した。


「それに最強最強ってユウヤ……血盟騎士団の団長さんいるでしょ」


「あ」


「キリト君も最強って言ってるけどヒースクリフ団長に決闘で負けてるでしょ」


「あ」


ああ…もう……涙がでるー……

俺とキリトは何も言い返せなくなってしまった。
心の中で俺とキリトが泣いているとセイとユイが俺達に近づいてきて頭を撫でてきた。


「ぼくのおとーさんがいちばんつおいよ!」


「ぱぱのほうがいちばんつよいー!」


セイとユイは俺とキリトの頭に手を乗せながら口喧嘩をし始めた。
自分の父親の方が強いなどの口論だ。
俺はその話を聞いて笑い、キリトは照れていた。


「とーちゃんとユイのパパが二人共最強って事でどうだー?」


「「うん!」」


俺がそういうとセイとユイは笑顔で返事をした。
とても元気がいい返事だった。
その返事を聞いてユウキとアスナはクスクスと笑い出した。

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