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ソードアート・オンライン ーEverlasting oathー
Twelve episode 祈り
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第1層 ーーーー始まりの街 教会ーーーー







俺達は不可解な現象の後、子供達と一緒にいたサーシャと言う女性プレイヤーが始まりの街で一般の子供達を保護している人だと知った。
サーシャが取り敢えず子供達を保護している教会に行こうと言った。
セイとユイも安全な場所を移動させた方がいいと思い、俺達はセイとユイを抱き抱えたまま、サーシャと一緒に子供達を保護している教会に来ていた。
教会に来てみると大人数の子供達が教会の中にいた。


「すげーな…こんなに子供のプレイヤーがいるなんて…」


今は昼食の時間らしく、子供達は仲良くご飯を食べていたり、食べ物を交換したりなどして皆笑顔で食べていた。
子供達は昼食が一日の楽しみなのか、ワイワイ騒ぎながらサーシャの作ったパンやシチューなどにがっついていた。
デスゲームとは思えないほど仲良く、騒がしく食べている光景を俺達はずっと見ていた。


「デスゲームとは思えない程に微笑ましい光景だな」


「皆凄いな…」


「そうね…」


「子供は元気なのが一番だけどね!」


俺達が騒いでいる子供達を見て話しているとサーシャが机にティーカップを四つ置き、ミルクティーの様な物を注いでいた。
そしてティーカップに注ぎ終わると俺達に椅子に座る様にいった。


「いつもこんな感じなんですよ。こちらに腰をかけて休んでください」



俺達はサーシャに誘導されるままに椅子に座った。
セイとユイは座った時に目覚めたらしく、俺とキリトの腕の中でもぞもぞしていた。


「起きたか、セイ?」


「ユイ、大丈夫か?」


俺とキリトがセイとユイに具合はどうかと聞いた。
するとセイとユイは元気良く首を縦に振った。

取り敢えず大丈夫そうだな…
でも、いつまたセイとユイの状態が悪くなるか分からないからな…
一応、気を付けておこうか
でも此処に来て更におかしい事があるな…

俺はキリトにおかしい点があることを伝えようとした。


「なぁキリト、セイとユイを周りの子供達に比べて変わった所が無いか?」


「特に変わった様子はな………」


キリトは俺が言っている事に気付いたのか、会話が途中で切れた。
そう、セイとユイはバグったステータス以外に周りの子供達と比べて明らかにおかしい点があった。
このゲーム、ソードアート・オンラインをプレイしているプレイヤーなら必ずついている物だ。


「そうだ、子供達は頭の上にちゃんと本来ある"カーソル"が付いているが、セイとユイには付いて無いよな?」


「ああ…」


本来ある緑ののカーソルがセイとユイには付いていなかったのだ。
プレイヤー、モンスターな
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