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ソードアート・オンライン ーEverlasting oathー
Twelve episode 祈り
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ど動いている物には必ずカーソルが付いている。
カーソルはレッドプレイヤー、オレンジプレイヤー、グリーンプレイヤーを示す他に、モンスターの敵意があるか無いか示す重要な物だ。

カーソルすらセイとユイに付いていないなんて…まるで"破壊不能オブジェクト"じゃ無いか
こんなバグをゲームマスターの茅場が見落とすなんてな…

俺が考えているとサーシャは口を開き出した。


「セイ君とユイちゃんの具合は大丈夫ですか?」


サーシャがセイとユイの具合を俺達に聞いていたので俺達はセイとユイの方を見た。
セイとユイは仲良く教会内を走り回っていた。

そう言えばセイとユイって友達だったんだよな…?

俺はずっとセイとユイが気を失う前に言っていた言葉が気になっていた。




ーーーーずっとくらいところにふたりでいた…




あの言葉は一体どういう事なんだ?
暗い所って事は洞窟の中か?
レッドプレイヤーに襲われてずっと洞窟の中に監禁されていたのか…?

俺はそう思うと元気に走り回っているセイとユイを心配した目で見ていた。
俺が二人を見ているとキリトが二人を見て今の状態をサーシャに伝えた。


「目が覚めるとあんな感じなんですが…」


「今までにも突然状態がおかしくなったりとかがあったんですか?」


サーシャがそう言うとそれに対してユウキとアスナがサーシャの疑問に答えた。


「それが…分からないんだ…セイはボクとユウヤが一緒に住んでいる家の前の浜辺に倒れていて…」


「ユイちゃんも22層の森の中で迷子になっていて…私とキリト君が見つけると突然倒れて…それに記憶を失っているみたいで…」


ユウキとアスナがそう言うとサーシャはまぁ…と言い、悲しい顔をしてセイとユイを見ていた。
他人から聞いても気の毒な話だろう。
子供が一人で生き抜いてきて、それに迷子になって浜辺や森の中で倒れ、ましてや記憶が無いなんて話を聞かされたらグリーンプレイヤーなら誰でも同じ反応をするだろう。


「ステータスもバグってるらしくてゲームマスターが幼い子供達を戦闘に出さない様に元々こんなステータスになっているのかと思ったんですけど…」


「なるほど…そう言う事なら…ケイン!ちょっと来てくれる?」


サーシャが先程一緒にいた子供達の中のケインと言う男の子を呼ぶとケインと言う子は元気良く返事をしてこちらに来た。


「ケイン?ちょっとステータスを見せてくれるかしら?」


「?…分かったよ先生!」


ケインは右手で空中を上から下にスライドし、スライドしたことによって現れたウィンドウからステータスを選択し、サーシャにステータスを確認させた。


「ステータスの
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