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ソードアート・オンライン ーEverlasting oathー
Eleven episode 謎の現象
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ならどんな攻撃を受けてもHPは減らない。そう…軽いノックバックが発生するくらい…その代わり…」


アスナはそこで言葉を区切り、ユウキとアスナはキッと軍の連中を睨みつけた。


「「圏内戦闘は恐怖を刻み込む」」


圏内では外のエリアと違いダメージが通らない。
そしてプレイヤーがプレイヤーに危害を加えてもオレンジプレイヤーにはならない。
だが、ダメージが通らない代わりにノックバックが発生する。
アスナは軽いノックバックと言うが軽い訳が無い。
アスナ達のレベルはトップクラスの為、レベルが低い軍の奴らがアスナとユウキの剣を受ければ激しい頭痛、打撲の様な痛みに襲われる。

ユウキとアスナは軍の奴らを睨むと愛剣を再び握りしめた。
軍の連中に恐怖を更に植え付けるかの様に。


「へっ!?嫌だ!!やめてく…」


剣を握りしめるのを見たリーダー格の男は情けない声を出して逃げ出した。
だがユウキとアスナは命乞いが言い終わる前にリーダー格の男に剣を振るった。
吹き飛ばされたリーダー格の男は部下と思われる男達に助けを求めていた。


「お前ら…何やってる!?見てないで何とかしろぉお!!」


「「「「「「グッ……」」」」」」


男達はリーダー格の男に何とかしろと言われ剣を握りしめた。
それを見ていたユウキとアスナはすぐに剣を男達に向けた。


「いいよ?皆で来ても」


ユウキは笑顔で軍の連中に言い放った。

ユウキ…可愛い…可愛いけど怖いぞ…

ユウキは笑顔で言っているのだが身に纏っているオーラがとても黒かった。
全国のお母さんを怒らせたらこうなってしまうのだろうか…


「か、勝てる訳ねぇ…!」


「うわああああああ!」


「逃げろぉおお!!」


ユウキの笑顔を見た軍の中の数名の男が叫ぶとその場から軍の連中が焦る様に逃げて行った。
大の大人が泣き叫びながら逃げて行くというのは中々謝りたくなる光景だった。
その場には俺、キリト、ユウキ、ユウヤ、セイとユイを含む子供達とサーシャが残っていた。
ユウキとアスナは持っている剣を鞘に納め、一息ついていた。
すると軍に囲まれていた子供達がユウヤとアスナに歓声を上げた。


「すげー!すっげえおねーちゃん達!」


「初めて見たよあんなの!」


「うん!すっごくかっこよかった!」


子供達がユウキとアスナに近づくとサーシャという女性プレイヤーが近づき、子供達の側に寄るとユウキとアスナにお礼を言っていた。

流石ユウキとアスナって所かな?
俺だったら完全に消し炭にしてたと思う。
そこにキリトを入れたら炭も残らないな…あ、圏内だから炭じゃなくて丸まったゴミになってたな。


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