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ソードアート・オンライン ーEverlasting oathー
Eleven episode 謎の現象
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リトはユイをおんぶして親バカをしながら転移門をくぐった。








第1層 ーーーー始まりの街ーーーー





「ここに来るのは久しぶりだな…」


「そうだな…始まりの街に来るのは1年弱ってところか」


「あの時はいきなりデスゲームに変わったって言われて怖かったよ…ずっと一人で…」


「ボクは震えてた時にユウヤが手を握ってくれたっけ…あの時は凄く嬉しかった…」


ユウキは昔、震えてた時に俺が手を握ってあげた事を話した。
なんだか照れ臭くて俺は頬をポリポリとかいた。

それより、セイがこの街で何か見たことがあるか聞かないとな

俺は肩車をして喜んでいるセイに問いかけた。


「セイ、何か見たことのある人や物はあるか?」


「ユイもどうだ?」


俺とキリトが聞くとセイとユイは困った顔をして首を横に振った。


「「わかんない…」」


やっぱりわかんないか…
記憶を失ってるから見たことある風景でもすぐに思い出すって事は無いだろうな…
無理に思い出させてもセイとユイが困ってしまうしな…
ここの風景を見て何も思い出さないなら取り敢えず移動しないとな


「何も思い出せないみたいだし取り敢えず移動するか」


「まぁ始まりの街は恐ろしい位に広いからな」


「なら中央市場に行ってみない?」


「市場に行ったら子供達を保護してる人に会えるかもしれないしね!」


俺達は転移門の近くにいても意味が無いと思い、中央市場の方へ向かった。
中央市場に着いてみると本来はもっと人がいる筈なのに人が異常に少なく、殺風景な市場になっていた。

確か…このゲーム内で生き残ってるプレイヤーは約6000人。
1層を支配している軍を含めてもその三割位は始まりの街にいる筈だ


「なぁキリト、この街って結構人いるよな?」


「…?確かに軍を含めても2000人弱はいる筈だけど」


「それにしては人がいなさすぎるし、外で雑貨屋や武器屋の人とか最低の人数しかいない」


「確かに…」


人があまりいないことにユウキとアスナも気付いたのか、周りをキョロキョロと見渡し始めた。
2000人弱もいる始まりの街に、ましてや一番物を取り揃えれる中央市場に見る限り人が18人位しかいない。
アインクラッド解放軍が始まりの街の殆どの人口だとしてももっと人がいてもいい筈だ。

なんだか妙だな…

俺がそう思っていると女性の声が聞こえた。




ーーーーー子供達を返して!




「ユウヤ、あっちから声がしたよ!」


「わかってる!皆急いで行くぞ!」


俺達はユウキの指差した方向に
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