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ソードアート・オンライン ーEverlasting oathー
Eight episode 命の光
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0種類の調味料が味覚再生エンジンに与えるパラメータをぜーんぶ解析してこれを作ったの!」
「すげぇ…」
アスナは何やら緑の液体が入った瓶を取り出した。
「こっちがグログワの種とシュブルの葉とカリム水で」
そう言うとアスナはキリトと俺の手に緑の液体を垂らした。
その液体の匂いは中々香ばしく、緑の液体を俺とキリトは舐めてみた。
「「マヨネーズだ…」」
まさかアインクラッドで現実のマヨネーズを食す事が出来るとは思ってなかった。
感動のあまりに俺とキリトは口を開け、物凄いアホ面になっていた。
「でこっちが…」
次にアスナは紫色の液体を取り出した。
その液体も同じく俺とキリトの手に紫の液体を垂らした。
「アビルパ豆とサグの葉とウーラフィッシュの骨で作ったの」
俺とキリトはその液体を舐めてみると口の中に懐かしい味が広がり、再び感動した。
この液体の味は誰もが感じてきただろう。お魚につけたり、ラーメンを作ったり、その他もろもろ…
液体の味は間違いなく"あれ"だった。
「キリト…これは間違いなくあれだよな?」
「ああ…間違いない」
「「醤油だ!」」
俺とキリトが顔を見合わせて言うとアスナがポカーンと口を開けていたと思うと笑顔になって笑った。
その時の俺達は凄く幼い子供に見えたらしく、それを見てアスナが笑ったのだろう。
「凄いねアスナ!ボクも料理スキルはコンプリートしてるけど醤油やマヨネーズは再現出来ないよ…」
「ふふっ♪そのサンドイッチはこの二つのソースで出来てるのよ」
「凄いな…これ…売ったら凄く儲かるぞ…!
キリトがそう言うとアスナが頬を染めて照れていた。
確かに醤油とマヨネーズはアインクラッドの中では誰も作っておらず、商品にして売ればかなりの額を稼げるだろう。
だが、キリトは重大な事に気づいたのだ。キリトにとっては重大な事だった。
「そ…そうかな?」
「……ハッ!」
キリトは何か思ったのか腕を組んで難しい顔をしていた。
食べ物に関してはキリトは中々敏感だった為、キリトはアスナにやっぱり駄目だと言った。
「どうして…?」
キリトは焦った様な表情でアスナの方を向き、自分の意見を伝えていた。
「俺の分が無くなったら困る!」
俺とアスナは呆れた顔をしてキリトを見ていた。
キリトの言葉を聞いたアスナは溜息をつくと、頬を染めてキリトにそっぽを向いた。
「意地汚いなぁ…気が向いたらまた作ってあげるわよ…」
「食べ物は逃げないから安心しろってキリト。そんな事よりユウキ、昼飯くれ!」
「うん!
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