誘拐だそうですよ?
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午後6時、琴音の部屋には可愛らしい空腹音がなる。
白「うゅ〜????、琴ねぇ帰ってこないよぅ、お腹すいた〜??????。」
パタリと力なく羽を羽ばたかせる。
白「琴ねぇどうしたのかな??????、こんな時間になっても帰ってこないなんて??????。
コンビニ弁当食べるしかないかな????、お金持ってないから無理か??????。」
白夜はつまらなさそうにふてくされながらテレビをつける。
するとちょうどニュースが入っていた。
"次のニュースをお知らせします、今日午後5時半頃2人の女学生が行方不明となりました。
警察は何らかの事件に巻き込まれたと見て捜索を続けていますー"
行方不明になった2人の写真が表示される。
白「琴ねぇ????夢羽お姉ちゃん??????。」
白夜はテレビを消して身支度をし、窓から外へと出る。
白「本当は使いたくなかったんだけど、緊急事態だから仕方ないよね。」
白夜はどこからか真っ黒なスマホを取り出す、もちろん外見がスマホであって機能は様々、超便利アイテムである。
なんとこのスマホ、別名「プライバシーだだ漏れの黒光りする悪魔(決してゴキブリではない)」という。
その名の通り、名前を検索すれば個人情報、現在地が表示される。
そして絶対に壊れないうえ、異常なほど検索スピードが速い。
それも、電波ではなく魂に繋がるからである。
白夜はそれを使って琴音と夢羽の名前を検索する。
白「ん〜、近いかな?
バスの方が時間短縮になるけどお金持ってないもんね??????。」
歩いていこう、と決めた白夜は早速行動を開始した。
琴「うわ〜んここどこ〜?」
夢「棒読みね。」
琴「どうしてこうなったか聞いてもよろしいでしょうか?」
夢「うーん、これはあくまで私の予想なんだけど??????、たぶん琴音は巻き込まれただけ、関係ないと思うわ。」
琴「不幸スキル発動シマシタ。」
琴音はすでにお手上げ状態だ。
夢「何て言うのかなぁ、私のところに毎日変な手紙とかメールとか送られて来るんだよね。
あとは電話とか?
ひどい時は家の前まで来てたなぁ。」
琴「あっ、それって夢羽のストーカーじゃない?」
夢「そうなのかしら、暇人だなって思って無視していたけれど。」
琴(この子精神が強すぎるわぁ????。(^q^))
天然が入っているのかもしれない。
夢「そのせいで巻き込んでしまっていたらごめんね。」
琴「いいのいいの、私の不思議遭遇率〈高〉は今更始まったことじゃないもん。」
クスクスと2人で笑いあう。
夢「まーそれは置いておいて、この状況ってかなりやばいわよ
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