暁の天狼島
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「・・・・・」
みんなが喜び騒いでいる中、マスターがラクサスさんに視線を向けるとラクサスさんは気まずそうに目を反らす。
「よくぞ・・・戻ってきた・・・」
マスターはラクサスさんに労いの言葉を・・・
「なんて言うと思ったかバカタレめ!!破門中の身でありながら、天狼島に足を踏み入れるとは!!」
かけることはなく怒鳴り散らしていた。
「うっせぇじじいだな」
「マスター落ち着いて」
「顔でかっ!!」
レビィさんはマスターをなだめ、リリーは巨大化したマスターの顔を見てそう言った。その様子を遠くから見ていたフリードさんたち雷神衆は・・・
「ら・・・ラクサス・・・」
ラクサスさんを見て震えていたかと思えば・・・
「帰ってきたのか!!」
「ラクサスー!!」
「お〜〜〜〜いおいおい!!」
「ウザ・・・」
ラクサスさんに飛びついた。フリードさんなんか号泣してるし・・・
「相変わらず厳しいなぁ、マスターは。これぞ漢」
「そうね。破門中か」
ミラさんはマスターのさっきの言葉から何かを感じ取っていたようだ。
「さーて試験の続きだ!!」
「今からやるの!?」
今度はナツさんがS級魔導士昇格試験の続きをやりたいといい始めました。どんだけタフなんですか・・・
「二次試験は邪魔されたからな、ノーカウントだ!!この際分かりやすくバトルでやろうぜバトルでよ!!」
ナツさんはシャドーボクシングをしながらそう言う。そんなナツさんにガジルさんが怒鳴る。
「てめぇの頭どうなってんだ!?」
ガジルさんさすがだな。いくらなんでもここから試験なんて無茶すぎる・・・
「そんなボロボロで俺に勝てると思ってんのかぁ?」
そっちかよ!?あなたも戦う方ですか!?
「やめなよガジル!!」
レビィさんが二人を止めようとする。でも、この二人には通じない。
「ああ、余裕だね!!今の俺は雷炎りゅ・・・ぐぱーっ!!」
言い争っているとナツさんがなぜか落ちた!?
「ナツ!?」
「どんな気絶の仕方だよ!!」
「炎以外の魔法を食べた時の副作用だな」
エルザさんが解説してくれる。なるほど、あの雷を食べたから気絶したのか。
「とりあえず、キャンプまで戻りませんか?」
「少しは休まないと体がもたないわ」
「みんなボロボロなんだからさ〜」
ウェンディとシャルル、セシリーが皆さんをなだめる。
「それもそうだな」
「帰ろ帰ろ」
「なんかすごい疲れましたね」
俺たちはウェンディの言葉を聞いて簡易ベースへと戻っていく。それにしてもタフな1日だったなぁ。
「え!?ちょっと・・・あたしがナツ運ぶの?」
「大丈夫!!オイラが応援してあ
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