第8話:アンドロイドZ指令
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かって流れ出した。
「いやああああ!きゃああああ!」
ほんの十数秒の電撃を受け、アンヌは男の腕の中でぐったりとなり、意識を失ってしまった。
男は気絶したアンヌを右肩に担ぐと、住宅街のどこかへと消えて行った。
「…うぅ…。」
アンヌが再び目を覚ますと、どこかの部屋の中で両足首を天井に通した鉄パイプに繋がれ、バンザイの格好で天井から逆さ吊りされていた。
「こ…、ここは…、どこかしら…?」
アンヌが覚束ない身体で辺りをみようとしたが、薄暗い部屋の中、何も見つけられなかった。
「気がついたかね?」
いつの間にか、アンヌの目の前に先程アンヌに電流を浴びせた男と、謎の老人が立っていた。
「あ、あなた達は誰なの?何者なの?」
「私は子供達におもちゃをプレゼントしている親切な老人。コイツは。」
老人がしゃべっている間、男が自分の顎に両手の指先をあてがった。
「…ッ!」
すると、男の顔がお面のように取れ、機械で出来た顔が現れた。
「彼はわしが作ったアンドロイドじゃよ!」
老人がニヤリと笑った。
「あなた達はやっぱり宇宙人ね!私の事が目的なの?」
アンヌの叫び声に老人が答えた。
「もちろんだよ!この前のエトロン星人のビデオは楽しませてもらったのう。しかし、わしは地球も征服する!子供達を使ってな。」
「こ…、子供?」
逆さ吊りにされ、ボロボロになり太股や胸の一部が裂けた隊員スーツから見え、尻の割れ目の部分がくっきりと見えるアンヌに向かって、老人は更に話した。
「子供達にただであげたおもちゃだが、今日の午前零時になると催眠装置が作動し、持ち主の子供達を操り、かつ、本物と同じ殺傷能力を持つ銃に変化する。つまり、あと数時間でわしの言いなりになった子供達が本物そっくりの銃を持った兵士となり、地球を征服するのだ!」
「な…、何て事を!」
「それにはウルトラマチュア、お前さんが邪魔なんじゃよ!だからこのアンドロイドにお前を始末させ、かつ、こいつから子供達に攻撃の指令を出す。それがZ指令じゃよ!あっはっは!」
老人は高笑いしながら、アンヌの乳房と尻の割れ目を指でいじくった。
「や、やめ…、やっ!やだぁ!」
「その前にお前さんを使って楽しまないとな!因みに、わしの趣味はドミネーションだがな!」
「ド、ドミネーション?」
すると、老人はアンヌから離れ、同時に部屋の中に銃を持った子供達が入って来た。
「な…、何?」
「こう言う事じゃよ!」
老人が再びニヤリと笑うと、子供達が逆さ吊りにされているアンヌに向けて銃を構えた!
「…、や…、やっ、止めてーっ!」
これから起こる惨劇を想像し、アンヌは恐怖した。
「いやあ!止めてーっ!」
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