第8話:アンドロイドZ指令
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…、逃げられた…。」
悔しがるツヨシがパトロール車に戻り、連れ去られそうになった恐怖からか、震えが止まらず泣きじゃくるアキをなだめた。
「ツヨシせんぱあい…、こ、怖かった…。」
「もう大丈夫だよ。」
ツヨシがアキを落ち着かせてから、本部に連絡した。
「アキちゃん、大丈夫だった?」
「はい…、ツヨシ先輩が守ってくれたから…。」
未だに震えが止まらないアキを宥めながら、アンヌは怒りを抑えていた。
「ツヨシ君、案内してくれる?」
アンヌはアキを誘拐しようとした犯人を懲らしめようと、ツヨシを連れて現場に向かおうとしたが、
「アンヌ先輩とですか?」
お互いにわだかまりが残っているツヨシが気の乗らない返事をすると、アンヌまでもが!
「あなた、アキちゃんみたいな女の子が知らない男に無理矢理連れ去られそうになって、物凄く怖がってるのよ!こんなに震えて可哀想じゃないの!」
アンヌは犯人に対する程の怒鳴り声でツヨシを怒鳴りつけた。
「何で俺を起こるんですか?」
「もういいわ!私が1人で行ってくる!」
怒りが収まらないアンヌが作戦室から飛び出した。
パトロール車の運転席でアンヌが1人、アキが連れ去られそうになった場所に来た。
(しかし…、犯人はアキちゃんじゃなくて、私を名指しにした?目的は私?もしかしたら…、私の裸を狙ってるのかしら?)
不安になるアンヌの目の前に、アキを連れ去ろうとした男が現れ、パトロール車の運転席にいるアンヌのそばに来た。
「すみません、あなたがアンヌさんですか?」
「はい。」
アンヌが微笑みがえした。
すると、男は手を差し出した。
アンヌが右手で男と握手しようとした。
その時!
『バチバチバチバチイイイ!』
アンヌは右手にスタンガンを仕込んでいて、男の手に電流を流した。
「アキちゃんの仇よ!」
アンヌが車から飛び出し、男の前に立ちはだかった!
しかし、男は何ら怯むことなく、
否、
それどころか、男はニヤリと笑みを浮かべた。
「な…、何?」
(この人…、気持ち悪い!)
アンヌが逆に怯んだその時だった!
『バンバンバンバンバン!』
「きゃあああああ!」
四方八方から無数の銃弾を撃ち込まれたかのような衝撃に、アンヌはその場に立ち尽くした!
すると再び…。
『バンバンバンバンバン!』
「きゃあああああ!」
またもや銃撃を受けたかのように、隊員スーツは一瞬でボロボロになり、意識朦朧とした状態でその場に倒れそうになった。
そんなアンヌを男が抱きかかえた。
「な…、に…、い、や…、あぁ…。」
すると男の全身からおびただしい程の電流がアンヌに向
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