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3.地球の神無異様!
宝くじと強盗
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ごめんごめん。

ありがとね、助けに来てくれて。」

琴「当たり前じゃんっ、夢羽は私の宝物で唯一の親友だからねっ??」

夢「ふふっ、なにそれ。」

琴「私はなにもできなかったけどね、ありがとう白ちゃん!」

白夜のいたと思われるところに話しかける、しかしそこに白夜はいなかった。





白「まったく、君たちはそうやってコソコソと手を出すことしかできないの?

ずいぶんと臆病でずる賢いね、君たちに造られた邪神たちがかわいそうだよ。

まさに殺されるためだけに強制的に誕生させられた、要らない望まれない存在。

君たちは『僕』に残虐だと言うけれど、僕は君たちの方がよっぽど酷いと思うね。

そして愚かだよ、いつまで僕を消そうと余計な犠牲を出すの?

いつまでそうやって夢を見ているの?

いい加減自分の現実を見た方がいいよ、物凄く滑稽で笑えるから。」

満月が浮かんでいる、先ほどまで昼だったにもかかわらず、だ。

白夜には虫のような羽と、七色の羽が生えていた。

口調も眼の色も変わっている。

白「言っておくけれど、僕は君たちを一生許さない、いつか絶対にその存在を消してあげるよ。

君たちが罪を挽回できることなんて一生ないだろうね、せいぜい己が仕出かした大罪を悔いながら時を待つことだ。

君たち神はもしかしたら人間より愚かかもね?

触らぬ神無異に祟りなし、僕からはその言葉を送るよ。

願わくばこれ以上犠牲が出ないよう、ああでも君たちを消すのは決定事項なんで足掻いても無駄だよ。

残った時間を大切にすることだね。」

白夜は皮肉をたっぷり込めて満月に向かって話しかける。

返答もないまま、静かにその時間が過ぎていった。
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