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リリなのinボクらの太陽サーガ
襲撃
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狙撃銃PSG1によく似た形状となった。誇り高き狼の使っていた銃と同じ……マキナの武器。マキナの戦う力。

『これで……また戦える!』

「ああ。なら早速だがマキナ、そこのハッチを開けて索敵を頼みたい。おまえの銃は元々質量兵器だから、アンデッドを吹っ飛ばす衝撃を与えられる。まぁ、倒せない事には変わりないが、ユーノやネロよりアンデッドと戦うには適している」

『わかった、外は任せて。サバタ様はくれぐれも安全運転でよろしく』

「フッ……その約束はできそうにないな」

緊張感を和らげる会話をしてからマキナはハッチの座席に座り、機関砲を構えるような感覚で銃口を外に向ける。本来狙撃銃で連射は難しいのだが、元となったPSG1はセミオートマチックの狙撃銃、即ち連射しやすく設計されたものだ。それをラジエル専属のデバイスマイスターに改造してもらった結果、スナイパーライフル並の精度とマシンガン並の連射率、ハンドガン並の取り回しやすさにミサイル並の誘導という凶悪性能を手に入れた。更にモードチェンジする事で銃身の一部が音叉のように割れるチャージ形態ではレールガンが撃てるようになる。まさに銃型デバイスの一つの完成形とも言える代物となっていたのだ。

それ程の性能を誇るデバイスに名前がつかない訳がない。封印を解き放った事で、正式名称もまた、白日の下に晒される。マキナのために造られたデバイス、その名は……。

『“レックス”……あなたの咆哮で、敵をなぎ倒すッ!!』

運転席で俺はキーを回し、装甲車のエンジンがかかった音でアンデッド達が音におびき寄せられる。助手席にはシャロン、後ろの座席ではネロとユーノが着席している装甲車を、初っ端からアクセル全開で走らせる!

未来の南米でとある蛇が経験しそうな走り方で、装甲車を進める。障害物をものともせず突き進み、進行方向を妨害しているアンデッドを跳ね飛ばして突き進んでいるが、奴らはエナジーの力で浄化されない限り、例えアルカンシェルを撃たれても復活する。故に良心の呵責なぞ微塵も感じている暇がない。むしろ走っている車に乗り移ろうと側面から叩いて来たり、よじ登って来ようとする奴もいる程だ。そいつらはマキナが一体も残さず狙い撃って、弾き飛ばしているから今の所は問題が無かった。だが……、

「何? 今のって砲撃!?」

「あれは……やばい!」

進行方向からこの車とよく似た装甲車が、魔導砲台をこちらに向けて発射してきていた。あれからは闇の気配を微かに感じる……アンデッドとなっても知能がわずかに残っている局員がいたらしい。

「機動砲システムかよ! しかもご丁寧な事に魔力付きの強固なバリケードのせいで居住区から次元区へ通じる道が封鎖されている……あれでは装甲車でも通れない!」

それに周りには無数のアンデッ
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