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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico27-A竜の脅威〜The 1st task force : Dragon Head
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レーゲンは封じられない。
「ズィルバーン・ローゼ・・・! かの有名な騎士団最強部隊・・・! ならばお前もパラディンなのか!?」
「ヤー。拳闘騎士最強の称号を頂く、ファオストパラディンよ。大人しく捕まってくれれば、私としては嬉しいんだけど?」
「相手に不足なし! リンドヴルム・第1小隊ドラゴンヘッドの将ではなく、1人の騎士として試合を申し込む!」
俄然やる気を見せてしまった。私は溜息ひとつ吐いて「犯罪者が騎士を語るな」ヘッド1に突進する。
――
終極の支配者
(
エクスィステンツ・ツェアレーゲン
)
――
ヘッド1を殺さない程度のスキル効果を発揮したうえで、両拳と靴底以外の両脚(足裏にまでスキルを付加すると、足場の地面まで粉砕してしまうからね。それで一度、ガチで死にかけてしまったし)に魔力コーティング。
ヘッド1の武装は長柄の武装・大鎌。懐に入り込んでしまえば、あとは拳闘家の独壇場だ。私の左肩から右わき腹にかける袈裟斬りに振るわれる大鎌の一撃を、「よいしょ!」大きく跳躍することで回避。
「さらに!」
振り終えた直後の大鎌の石突を跳躍中に両手でキャッチ。そのまま背後に回ろうとしたけど、無理だった。ヘッド1の膂力はかなりのもので、奪い取れなかった。
「神器を狙うことは判っていた! これが俺とお前たちの差だからな!」
ヘッド1は大鎌を思いっきり振るって私を振り払おうとした。こちらから手を離すことで下手に隙を生むような真似は犯さないようにする。空中で体勢を整えているところに、「はぁぁぁっ!」ヘッド1がその場で大鎌を振るう。
「っ!?」
ゾワッと悪寒が走った。着地するより速く足元にベルカ魔法陣を展開、それを足場にしてもう一度空へと上がる。そこで飛行魔法を発動して宙に留まって、下を見てみる。けれど何も起こっていない。
(私とヘッド1の距離からして中遠距離の斬撃と思ったのに・・・)
不発・・・なわけないか。そうだ。ただの魔法とか、ロストロギアとか、そう言った先入観は捨てないと危ない。アレは神器。正しく超常的な存在で、何を引き起こすかも判らない危険な物。
ヘッド1はさらに大鎌を振るい続ける。振るわれる度に襲われる悪寒。だけど何も起きていない。でも何かを行っているのは確か。そうでないとあんな疲れるだけの行為になんの得があるっていうわけ。
「これで準備は整った・・・! さぁ来い、パラディン!」
そう言って大鎌の先端を私に向かって突き出した。来い、って言われても・・・、明らかに罠。だけど怯んでばかりはいられない。
「ツァラトゥストラ!」
漆黒に輝く六角形型で、6つの表面に十字架が彫られた腕環・“ツゥラトゥストラ”を両手首に装備。一応はデバイス登録しているけど、正直、コレがデバイス
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