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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico27-A竜の脅威〜The 1st task force : Dragon Head
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すね。ヴェーチル、お願いします」
――ヴェーチル・クルィロー――
“ドゥーフヴィーゾヴ”を鳴らすベッキーちゃん。すると貨物室に入り込んで来る風がベッキーちゃんの背中に集まって翼のようなモノを形作った。ヴェーチル。確か風の精霊さんだったっけ。精霊としての姿はスズメだった。
「お先に失礼します」
ベッキーちゃんもヘリから飛び降りた。最後は私だ。私は「ありがとうございました!」ヴェノム二士にお礼を言ってから飛び降りた。
「レイジングハート!」
≪Accel Fin≫
初めは重力のままに落下して、地面までもうすぐと言うところで飛行魔法を発動、トンッと着地した。軍服のようなバリアジャケット?で統一されてるリンドヴルム兵の人たちが私たちを見て「子供・・・?」怪訝そうな表情を浮かべた。けど、「気を付けろ。報告にあったチーム海鳴の2人が居る」って、リーダーらしきおじさんが身構えた。
「機動一課・臨時特殊作戦班です。リンドヴルム兵に告ぎます。武装を捨て、大人しく――」
――ショットガンバレット――
ショットガン型のミッド式デバイスを持ってる女の人が問答無用で魔力弾を撃ってきた。咄嗟にシールドを張ろうとしたけど「っ、ダメだ・・・!」すぐに空に上がった。みんなも防御じゃなくて回避行動を取った。神秘の加護を受けた魔法は魔術と化す。防御に回ったら確実に墜とされちゃう。
「公務執行妨害! ベッキー、ヴィータ、なのは!」
「「はいっ!」」「おうよ!」
まずは杖持ちをどうにかしないといけない。そういうわけだから「ベッキー・ペイロード、推して参ります! ジムリャー!」対杖持ちを担当するベッキーちゃんが“ドゥーフヴィーゾヴ”を揺らして鈴を鳴らした。すると地面からひょこっとある動物が顔を出した。
「「「もぐら・・・?」」」
愛らしいモグラの精霊・ジムリャーに小首を傾げるリンドヴルムの人たち。けど見た目に反してジムリャーはとんでもない存在。
「ジムリャー! ゼムリャトリャセェーニエ!」
ベッキーちゃんが精霊魔法の術式名を唱えると、「なんだ!?」地震が発生した。私はすぐに「アクセルシューター・・・」射撃魔法をスタンバイ。ヴィータちゃんもシュワルベフリーゲンの発射態勢だし、ルミナちゃんも中空でクラウチングスタート体勢。
「ジムリャー、ピーカ!」
杖持ちの人は地震の中でも杖の先を地面から離さないように必死だ。そこにベッキーちゃんの精霊ジムリャーが新しい魔法を発動すると、杖持ちの人が立つ地面の至るところが隆起して、「なに!?」土の槍となって襲いかかった。決まった、そう思ったけど・・・
「させん!」
おじさんが携えてた大鎌を振るって、土の槍をバラバラに斬り裂いた。あの人、強い。一目で
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